子供の時(本質的には今も)には
僕自身は興味を持ったことは自分で試してみたい
自分の感覚で納得したいいう傾向が強くあります。
それが、成長するにつれて
“自分が納得する”ことにだけでなく
“周りが納得する”ことにも注意をむける
必要を学んでいきます。
それらの“納得”が
ほぼ近しいものであるときには
問題はないのですが、
それらが異なるときに
“葛藤”が起こります。
それは、
“周り”との葛藤の時として現れるときもあれば
“自分”との葛藤の時として現れるときもあります
お気づきの通り、
葛藤状態のままでは、物事が進みません。
ですから、私たちは何かしらの決着を
作ることになります。
“周り”との葛藤を直接解決しないとすれば
その葛藤を自分の中にとどめることになり
“自分”との葛藤として抱えることになるでしょう。
正直言えば、誰しも“葛藤(≒迷い、悩み)”は
抱え続けていたくはないもの。
何のしがらみもなければ、
自分の思い通りに、自分の大切にしたいものを大切にして
過ごすことが出来ればそれに超したことはありません
が、この世にいる人たちに、一人として
100%すべてが同じ人が居るはずはありませんから
いずれかのタイミングで、いずれかの人(達)との間に
“葛藤”が生じることは避けようのないことです。
避けようのない、その“葛藤”をどう扱うかが
私たち一人一人がもっている“自由”の部分で
私たちが拓いていくところなんですよね。
そして、今もしあなたが、葛藤をお持ちでしたら
その葛藤をどのように扱っているかは
“自分が選んだ”扱い方なのです。
しかし、多くの場合(自分も含めて)
それ(自分で選んだこと)に気づいていません。
ですから、“葛藤”を抱えてしまったことに
悩まされているの原因を、外に求めてしまいます。
・・・相手が考えを変えてくれれば
たしかに解決法の一つではありますが、
もし、あなたが考えを変えたいと思えていないとしたら
同様に、相手も変えたくないと思っているかもしれません。
少なくとも、相手は相手自身がそう思わなければ
変化はしません。
そこで、原因を「構造」という視点で
自分自身に探ってみるのことが出来ます。
そうすれば、「今、ここ」から何かを変えるのに
必要なモノは「あなた自身」の決断“だけ”で
すみます。
あなたが遭遇している“葛藤”について考えるとき
一旦、「良い/悪い」「正しい/正しくない」という
評価を脇に置いてみましょう。
なぜなら、葛藤の原因のほとんどは
「違い」「差」が起こした
「二つの正義」の摩擦だからです。
その正義が、
あなたと相手との2つであれ、
あなたの中の2つであれ
そこには「違い」があるだけです。
そして、あなた(の一方)が評価をするのを
やめる決断をすれば、
あとは、違いをどのように理解し
どのような結論に導くかを
「感情論」の影響を減らして
選ぶことが出来るでしょう。
あなたが、あなたの「納得」をベースにして
あなたが遭遇していた“葛藤”を
理解することができ、その中の選択肢から
決断することが出来たとしたら、どうでしょうか?
“葛藤”や“対立”において、もともと主張していた
ことが100%そのまま認められることが少ない
のは現実でしょう。
しかし、様々な視点や意見、思いが
融合して新しい意見として生み出されているとしたら
そこに対して、
あなたの納得を基にした決断が加わっていることが
とても大切で、自分の以降の心の状態にも
良い影響を与えることができる
“葛藤”が新しい、価値や考えを生む
途上のプロセスにすることが出来たとしたら
あなたの毎日は、どのくらい現実的にかつ
創造的に、さらには、真の意味で楽天的に
なるでしょうか?
「納得」による自分の「決断」について
これ以降も継続してお伝えしていこうと思います。
また次週。
NLPワンデイレッスン
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Image credit: sellingpix / 123RF ストックフォト
(初出 Facebook NLPフィールドCafe2014.8.20 一部改変)
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