前回まで
「コーチとの関係を戦略的に考える」を
テーマにお届けしてきました。
一方でコーチングは、
“人と人との信頼関係”を土台に
様々なスキルや、技術、
コーチの知見、クライアントの思いが
積み上がって、成果が出来るモノです。
本来的には、コーチングの場面において
コーチとクライアントとは
対等です。
コーチはクライアントがゴールに
到達するためのプロセス(過程、手順)の
構築、維持のサポートをする“プレイヤー”であり、
クライアントは、コーチと創ったプロセスを
実践して、ゴールに到達する“プレイヤー”です。
互いが、互いの役割を遂行するために
“コーチング”を通して成果を創りあげています。
ですから、クライアントであるあなたは、
コーチのアイディアやプロセスが
自分に“合わない”と感じたら
どうぞ、コーチに相談してください。
コーチは、その場で起こったことを
柔軟に活かせる存在です。
ですから、クライアントであるあなたは、
コーチにいわばわがままを伝えていい
わけです。
コーチはコーチのすごさを証明するのが仕事ではありません。
コーチはクライアントに合った、クライアントのゴールを
実現することが仕事ですから。
そして、それができるコーチを選ぶこと
そのものがあなたに合ったコーチ、コーチングを
選ぶ基準と言っても良いかもしれません。
その一番のベースが
互いに尊重し会えること、
信頼できること。
・・・もしかすると“ラポール”という言葉を
聴いたことがあるかもしれませんが、
少なくとも、クライアントが
安心して、自分の伝えたいこと
(時には、やり方を変えて欲しいという要望も)
も伝えてもいいと思える関係が
そのラポールに当てはまります。
・・・考えてみてください。
何でも伝えてもいいと思えなければ
あなたが実現したい想いも
それを止めている原因も
伝わりません。
そうすると、
どんなに優秀なコーチ、コンサルタントも
そのスキルを充分に活かすことが出来ません。
・・・考えてみてください。
相手と共に創りあげると思えなければ
あなたの行動は、やらされ感を覚えるでしょう。
それが進めば、コーチの提案にも
耳を傾けたくなくなります。
そうすると、
どんなに優秀なコーチ、コンサルタントも
その知見を充分にあなたに伝えることが出来ません。
優秀なコーチは、知見やスキルが素晴らしい以上に
“信頼関係”が構築できることを第一にしています。
コーチングは、
“人と人との信頼関係”を土台した
想いを現実化する方法論。
大切なのは、どのくらい相手と向き合い
関わり合い、想いをぶつけ合って
現実を創りあげるかと言うこと。
どうぞ、あなたの大切な想いを
実現する、良いコーチと出会ってください。
新テーマは、次回からスタートです。
http://aibou-coach.blogspot.jp/ 2015.7.1改編)
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