毎回、NLPの発想を活用しながら
日常で起こっていることを
お伝えしている(と信じている)のですが、
その中に一つ、僕自身が大切にしている
発想があります。
それは、
自分で色々な可能性を探る
周りの状況に左右されない
つまり、自分自身の行動、さらには人生を
受動から主導にする。
ということ。
もちろん、すでに、出来ている部分もあれば
出来ていない部分もあります。
しかし、少なくとも、
何か状況が自分に取って好ましくない
思ったように物事が進まない
ときほど、それらに
自分のハンドルを取られたくはないわけです。
ですから、受動から“主導”を意識することで
自分が何か、変えられること、出来ることを
見つける、反射神経のようなものを
作っている感じなのです。
その中で、一番使ってみ易いのが言葉。
それが、“楽しむ”と“味わう”です。
美味しいものを“味わう”
旅行を“楽しむ”
これが普通の使い方かとは思いますが、
例えば、今月末の苦手な上司面談
早く過ぎてくれないかなぁ
上手くいくかなぁ
どちらかと言えば、相手が主導権持っていますから
通り過ぎるのを待ちたいのは人情。
もしも、それをを“味わう”としたら
どうでしょうか?
さらにはそれを“楽しむ”には、
どんな面談にすれば良いのでしょうか?
どちらにしても避けて通れないのならば
自分にとって、主導権を握れて
かつプラスになるような条件を探りはじめたとき
状況に自分で主体的に関わることが出来始めます。
結果、次の面談ですぐに効果が出るかどうかは
私には分かりません。
しかし、勝手にやってくる状況に対して
主体的、主導的に関わる
そして、状況を自分に取って都合の良いものに
する可能性を探る筋肉をつくることには
役立ちそうです。
NLPでは、何かを実践する際に
自分の心身の状態を確認し、
そのことをするために良い状態に
整える(例えば、アンカリングなど)
ことをまず行います。
つまり、自分の力を発揮するのに
自分が自分に取って好ましい状態
足場を整えてから臨むということ。
つまり少なくとも自分の心身は
状況に左右されない主導的な状態で
物事をすすめる事を示唆しています。
そして、いつもの通りお付き合いいただければ、
孫子曰く、
「善く戦う者は、敵に致して、致されず」
戦上手というのは、自分のペースで
事を進めて、相手のペースにははまらない。
・・・至極当たり前のことですが
結構私達は忘れたりしてます。
どんな状況であれ、もしも自分がその状況に対して
主体的に関わることが出来ないかを
探ることを、「楽しむ」「味わう」という
自分がそのことその物について
“わざわざ”体験する意味の言葉を利用して
自分の発想を広げてみるのは如何でしょうか?
Image credit: scyther5 / 123RF ストックフォト
(初出 Facebook NLPフィールドCafe2013.7.10 一部改変)
http://www.facebook.com/nlpfieldcafe
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