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◇“伝えたいこと”を伝えるのは言葉だけじゃない

◇“伝えたいこと”を伝えるのは言葉だけじゃない

何年か前、大韓航空に乗って
韓国経由でニュージーランドに
行ったんです。

機内では、当然CAさんから
食事の事など、声を掛けられます。

僕自身は、いわゆる日本人の風貌
…東アジアの人種
に見えるので、CAさんはまず
韓国語で話しかけてきます。

僕は、韓国語が全く分からないので
「キョトン」とした表情を
していると、

 「英語で良いですか?」

と英語で聞いてくれました。

少なくとも、韓国語よりも
英語の方が会話ができるので

 「お願いします」

と英語で答えました。

途中コミュニケーションの世界が
一旦、韓国語になりかけたのですが、
僕は全く聞いて理解できないし、
「わかりません」という韓国語も知りませんから

いわゆる顔芸…表情で

 「困ってます」

と伝えることを試みました。

で、通じて、コミュニケーションの
世界を英語に変えることに成功しました。

これは、たまたま、
母国語が違う方とのコミュニケーション場面で、
たまたま、共通に理解し合える
言葉が存在したから、すぐに
コミュニケーションを言葉に取り戻すことが
できましたが、

そうでなければ、
身振り手振り、表情を駆使して
相手に意図を伝えることになります。

文字通り、ボディランゲージというように
私達は、全身で、表情や身体全体
あるいは、雰囲気、場合によっては
沈黙を通しても、相手に何かを伝えることが
できます。

このことを憶えておいて下さい。

で、普段の会話、会議や相談事
お願いしたいこと、お願いを聞くこと
そんな場面に置いても

 似たようなこと

が起こってないですか?

確かに、きっと互いが日本語で話してます。
そして、職場の仲間や、家族、親子
であれば、状況や背景もある程度は
共有しているはずです。

だからこそ、ついつい相手に

 「そんなこと“当ったり前だろ”」

って相手に自分の表現を
押しつけてませんでした?

それは、上の例のCAさんが

 「東アジアの人間なのに何で韓国語が分からない?」

とずっと“韓国語”で話し続けるようなもの。

話される側としては理解が深まるどころか、

 「伝える気あんの?」

と疑いさえ持つと思いません?

つまり、伝えたいことを伝えるということは、
あなたが伝えている“言葉”が
相手が理解できるように伝わることが
重要です。

ですから、どんなに素晴らしい言葉であっても
相手がそれを理解できなければ、
伝わりません・・・伝わっていません。

そこで、相手が“分かる”ように
手を変え品を変えて、伝わるようにする。

相手の存在、今相手が持ちうるコミュニケーションを
尊重して、自分の出来る限りで、それにそって
伝える。

 …場合によっては伝わるまで、やり方を変える。

やり方を変えてでも伝える。

 この“想い”が
 あなたの“伝えたいこと”を“伝え”始める

そう思います。

日常、多くの場合、日本語同士の会話ですけれど、
もし、互いの言葉の取り方に、
違和感を覚えたら素直に

 「理解について確認する」

のもいいかもしれません。

意外に
 「同じ日本語だろ」
という思い込みと押しつけは、

互いの理解に、時に大きな
壁となってしまうことがありますので
要注意です。

では。

(初出 アメブロ“ひじま・まさき”のブログ 2016.12.20 一部改編)
http://ameblo.jp/awakeners/

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