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相手の“言い分”をも活かす…建設的な会話を作る

相手の“言い分”をも活かす…建設的な会話を作る

100%同じ意見
…これはこれでかなり難しい

 仲の良い友達との会話でも
 意見が合わないことはあります。

 ときには、言い合いになって
 普段仲が良いだけに
 大げんかになることもあったりします。

 その大げんか、思い返してみると
 最初はほんの些細な

  ズレ

 だったような気がするのですが

 言い方であったり
 使った言葉であったり

 それらのどの部分かが

 どちらか一方にとって
 “取るに足らないこと”だったことが
 相手にとっては
 “気になるポイント”だった

 ということ。

 …何気ない会話でも
 
 「意見が合わない」

 と思ってしまう状況はありそうです。

 …それが、どんなに仲が良かったとしても
  家族であっても、親子であっても
  双子であったとしても(これは経験上ですが)

  意見や、喜怒哀楽(≒感情)のツボが
  100%全く同じ
  存在ではないはずですから。

放たれた言葉は、その人そのものではない

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」
 という言葉がありますが、

 私たちは得てして、
 話を聞く(あるいは判断する)とき
 何を伝えられたか(話の中身)以上に
 誰に伝えられたか(話した人)に
 影響を受けます

 相手に意見が聞けないとき
 言われている言葉が意味することを
 冷静に捉えていない可能性があるのです。

 そして、私たちが話すことは
 多かれ少なかれ、私たち自身のものの見方
 …“主観”が入りますから

 相手と同じ視点…見方のツボ…でない限り
 いわゆる“現実のこと”を違う見方で
 見ていることになるはずなのです・

 つまり、相手が話した言葉を
 自分なりに翻訳して理解している
 ことになります。

 …つまり
  相手の言いたかったことを
  100%捉えているかどうかは
  わからない。

 それなのに、
 自分なりの理解で、

  「あいつの言うことはけしからん」
  「あいつの何言ってるの、意味分からん」

 と思うのは勝手ですが
 「けしからん」、「意味分からん」
 の根拠は、
 あなたの
  「勝手な理解」
 の中にしかない…ってことですよね。

 理解をしようとしなければ
 「わかるもの」も分からないのは道理ですよ。

対立の意見は、
 自分にとっては単なる別のとらえ方

 自分なりのとらえ方
 相手なりのとらえ方
 …傍から見て誤解があるとしたら

 その両方の視点は、それぞれ
 物事の一側面を捉えているに過ぎない
 ということになりますよね。

 自分が気づいていない側面は、
 自分が知り得なかった“別の可能性”です。

 特に対立する意見は、
 自分が全く気づいていなかった
 あるいは、全く可能性を憶えていなかった
 意見です。

 それをどんな見方で、どんな根拠で
 対立している相手は、“使える”と
 思ったかというのは、

 かなり有用な情報です。

 つまり、この世界にあるすべてのものを
 “使える”ものとして
 捉える見方が増えると言うこと。

 …この世界の全てが、自分の味方に
  なり得ることを、示唆してくれます。

 つまり、今この世界が
 自分にとって、上手くいっていないときには
 今の状況を“活かす視点”が
 今自分にないと言うこと。

 その時に、
  自分とは違う見方
  自分と対立する意見
 から、自分に有用な部分を
 使わせてもらえば良いだけです。

 だから、相手がどうあれ
 激しく対立する意見であっても
 相手の意見を“一見(一聞)の価値あり”と
 自分の資源(リソース)にすること

 自分が得たい結果を得るために
 互いの意見を積み上げる

 まさに“建設”的な対話に
 なるじゃないですか・・・ね。

では

(初出 メルマガ “心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2017.3.31 一部改編)
http://nlpfield.jp/mailmag01/

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