『釈迦に説法』とは思いますが…
「決断とは可能性を捨てること」である
物事が決まらない時
…それが自分だけの
決断であれ、会議の結論であれ…
そこには複数の意見≒可能性が
存在します。
そして、それぞれ、どの可能性も
“そ・れ・な・り”のメリットがあります。
と、同時に
“そ・れ・な・り”のデメリットもあります。
ここでいう“そ・れ・な・り”というのは
それを主張する人にとって
“もっともな”というレベルで
メリットとデメリットがあります。
ですから、まとまらない
ですから、迷う
というわけです。
そして、私たちが自分自身で
一度に出来ることは、一つだけです。
誰かに頼むにしても
機械などを使って自動化をするにしても
どれから手をつけるか…優先順位を
つける必要が生まれます。
望むと望まざるとに関わらず
私たちは、ある可能性をとると同時に
別の可能性は捨てることになります。
それを主体的にすることが“決断”な訳で…
で、“決断”をしないままにしておくというのも
実のところ“決断する”という可能性を
捨てた立派な“決断”ではあるのですが。
選択を“納得性”の高いものにする
“決断”を迫られるときと言うのは
「どちらも捨てがたい」という
“贅沢な悩み”な状況ばかりではありません。
いわゆる、“苦渋の選択”の場合も少なくない。
そんな状況でも、そんな状況だからこそ
“主体的”に決めないと、選択で得る
利点さえ受け取れない…なんてことに
なりかねません。
そこで、いくつか点検してみたいのです。
まずは、その状況であなたが
“気づいている”選択肢は、それだけだろうか?
ということ。
選択肢は、量が質に変わりやすいものですから
選択肢を少し増やすだけで
その状況での“納得感”はあがるでしょう。
もう一つは、あなたが“苦渋”だと感じたこと
について“想定内(織り込み済み)”にしたとき
あなたが選ぶ理由を、メリットデメリットを
現在はどうか
未来はどうか
未来のその先はどうか
と、少し先を見据えて再点検するのです。
心理的に追い込まれているとき
焦っているときには、目先の利害に
意識が行きがちです。
そこで、勝負を長期でみて得られる利点を
確認することでも、“納得感”があがるでしょう。
どうして“納得感”を重要視するか
というと、
人は“やりたくないことは”やらないか
嫌々でしかできないもの。
折角、一方の可能性を捨ててまで
選んだ利点が手に入れられない
としたら
自分自身の“決断”に疑念を持つことに
成りかねませんから。
可能性は、今ここから探求すれば良い
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“決断”をすると、それまでに
持っていた選択肢の可能性を“捨てる”
と言うことをお伝えしました。
“決断”をすると、その“決断”に沿った結果が出ます。
もし、それが気に入るものであれば
OKな訳です。
もし“決断をしない”という“決断”をすると
その“決断”に沿った結果が出ます。
それだけ。
どんな“決断”であっても、その結果として
あなたが望んだものが手には入らなかったとしたら
その瞬間から次のアクション。
新しい選択肢を探求する。
そう、新しい可能性を探ってみませんか。
(初出 メルマガ “心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2017.3.3 一部改編)
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