【今週の“もう”ひとこと】
人が自分の力をあきらめる最もありがちなやり方は
「私は無力だ」と考えることです
(アリス・ウォーカー)
The most common way people give up their power is by thinking they don’t have any.
Alice Malsenior Walker
思考は、“なるはや”で結論をだそうとします。
なぜなら、“思考”は、自らの危機を救う“行動”
ではないからです。
脳は、特に“危機”を覚えている時、
“思考”を早く済ませようとします。
…具体的な危機回避の行動をするために。
実際の所、身の危険を感じているときに
「私は無力」かどうかを考える事は
あまり役に立ちません。
考えている暇があったら
逃げるか、防御策をとるか、反撃するか
が生き物として選択したいこと。
そして拙いことに、
“自分が無力である”ということは、
“自分を諦める”ということに
繋がってしまう。
この結論は、導き出すのがどんなに早くても
自らの可能性を限りなく狭めてしまう。
…となんでもないときに
考えるのは、比較的容易なこと
ただ、こういう“クセ”があることをしっていると
困ったときに、ただ
「私は無力だ」
と自動的に考える代わりに
「そのなかでも、今私にできることは?」
と問いかけてみる。
ただでさえ、思考を早く済ませたいのですから
すぐに“できること”を見つけて
じっくりと
「私の力にはなにがあるだろう」
と根本的な困難解決への
体勢を整える“場、暇”を作ってみるのが
いいんじゃないか…デス。
…もちろん、無闇に状況を
楽観する事を進めているのではありません。
ただ、ピンチの時、多くの場合、
自分の力の棚卸しさえままならない
心の状態にあるんです。
だから、ただ、現状の環境、自分を
ありのままに検討できる心の状態に
するために、あの「私は~」フレーズを
再確認してみて下さい。
…「ホントに全然ないの?」って。
(初出 アメブロ “想いから実現への翻訳家 コミュニケーション・イノベーター”2016.11.21 改変)
http://ameblo.jp/awakeners
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