その昔、ファミコンが全盛期の頃
スーパーマリオやドラゴンクエスト
などのゲームで、裏技と称し、
“○○回、壁にぶつかると◇◇アイテムが
手に入る”
などという技がありました。
その時は、私達は“わざわざ”
壁にぶつかりに行ったものです。
その壁以外の方向には、
移動できる空間があるのに。
しかし、たまにその情報がデマで、
“何回壁にぶつかっても
何も起こらない”
それでも、
私達は“わざわざ”
壁にぶつかりに行ったものです。
その壁以外の方向には、
移動できる空間があるのに。
…その事実に気づく前は、
“壁”は宝のありかでした。
「そこに宝はない」を気づいた瞬間、
目の前にあったのは“壁”。
状況は何も変わっていないのに。
そして、その壁以外の方向には、
移動できる空間があるのですから、
方向転換すれば、目の前に“壁”は無い。
後ろを向けばもちろん、
右を向いても、左を見ても、
“壁”はないんです。
私達“人間”は、認知的倹約家と
言われることがあります。
私達がしたいのは、
「自分の見たいモノ」だけを見る。
「自分の聞きたいモノ」だけを聞く。
「自分の感じたいモノ」だけを感じる。
「自分の知りたいモノ」だけを知る。
こと。
私達が“目の前は壁”だと知ってしまったら。
新たなことを知りたいと思うまで
“目の前は壁”なのです。
事実がそうでなかろうと、状況が変わろうと。
そして、それを“前提”と呼び、
あとでそれが原因で良くない結果が生じると
“(良くない)思い込み”といわれるものです。
…出来るだけ、知ることを節約したい。
脳の資源を消費したくない。
心と身体の省エネルギー政策がなせる技
です。
ですからここで、私達のクセ、
“認知的倹約家”であることを知って、
「必要なときには、もっと情報を集めて良い」
「知っていることを疑ってもいい」
という、新たな「前提」を持つことが
良さそうです。
…人間という生き物のパターンという
「前提」を知りながら、
それをあなたの現状に合う
新しい「前提」を作る。
NLPでは、こんな「柔軟性」をもった
自分のやり方を作っていきます。
今、変えられないものは、
無理して変える必要はありませんし
必要ならば変えればいい。
しかし、変えられない中でも
現状に即した新しいやり方、解釈を
加えることは可能です。
このアプローチで、NLPは
あなたの思考に、行動に、あなたの自身の
貢献の仕方や場所に、
柔軟性と、可能性を加えてくれるはずです。
これまで、壁と思っていた所からも
思わぬ“アイテム”が出てくるかも
しれないじゃないですか。
image credit: shefkate / 123RF ストックフォト
(初出 Facebook NLPフィールドCafe2015.8.12 一部改変)
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