「もっと“自信”があればね、できるんだけどさ」
…成功の必須アイテムのように謳われる“自信”。
よく考えると、それって、
ちょっと変なんですよね。
なぜって、成功するのに、
“自信”の所在すら気にしないでいいこと
ありますから。
たとえば、毎日通う職場に、
辿り着くこと、あるいは、出かけた場所から
家に帰るとき、
自分の名前を書くとき、コンビニでものを買うとき
よ〜く煮込んだカレーを作るとき(笑)
「もっと“自信”があればね、できるんだけどさ」
なんて言いませんし、想いもしません。
じゃ、どうしてときに“自信”が欲しくなるんでしょうね?
〜ー〜ー
上手くいく気がしないとき、
自信たっぷりに「絶対ダメだ、上手くいかない」って
言ったりします。言わないまでも確信を持ってます。
…そう、最悪の事を想定しておくと
それ以下の事が起こらない
(起こりうるのは、想定以上の良いことだ!)
という、“安心感”が得られます。
ここが、私達の“本能”が気を利かせて
私達が、どんなことが起こっても
「(そのショックで)機能停止しないように」
してくれている防衛機能です。
同じような機能は、知性にもあります。
「望んでいる結果を得る、“論理的な”
道筋、理由を元にした“確信”を見つけること。」
その“確信”があれば、“安心感”を持って
取り組むことが出来る…失敗なく“上手く”
成功を達成することが出来る。というもの。
どちらも“安心感”をもって、
どんな状況に陥っても“機能停止させずに”
“上手く(失敗なく)”成功する。
事を実現しようとする、“本能”と“知性”の働き。
その表と裏に存在するのが
“自信”がある、とかないとか言うことなのかもしれません。
自信というのは、そもそも
「自分を信じる、信頼する」ということですから。
「自分を信じれ」ばそこには自信があります。
とはいえ、それだけでは、上手くいかないというのを
“知性”は知っています。
“知性”は、具体的にレシピ(出来ること/すべきこと)が
なければ、“信じるに足る根拠”に不安を覚えて
結果、能(脳)力を、その不安に対する“警報”を発することに
費やすことになります。
…これでは、“知性”が確信できるほどの
根拠のある方策のアイディアを手に入れくい。
そこで、不安を取り去るほどの“安心”を“本能”
…論理を超えた部分で手に入れる必要があります。
つまり、
“本能”に身体全体の“安心”を担当してもらい
“知性”に具体的な方策、行動を創り出すことを
担当してもらうのです。
それぞれが、それぞれの役割を
果たす自分だとしたら、
ちょっと、信じるに足存在に思えませんか?
“知性”のためにレシピをお伝えしますと、
“本能”に“安心”の時のやり方を再現してもらうために、
NLPでお伝えする、
・過去の心落ち着いた体験や、安心した体験を
今ここに体験しているかのように思い出し
心身状態の“安心”したときの使い方を
再生する…(アンカリング実習)
などを活用することで、
互いの役割を果たしてもらう。
“安心”の維持の役割を“本能”が果たし、
“アイディア、具体策”を“知性”によって実現する。
ベストバランス、ベストコンピネーションです。
私達が、上手くいかなかったり、自信が感じられないとき、
自分の“本能”と“知性”とのコンビネーションを
蔑ろにしていたり、行き当たりばったりに
指示を出していた、へたっぴな監督だったのかもしれません。
自分自身の、“本能”と“知性”との不協和は、
自分の小さな五感の変化からも
気づくことが出来ます。
自分自身の微調整のための
心と身体とのメッセージを受け取る技術として
五感の活用、言葉の活用を
NLPを中心としたご提案で
お届けしていきます。
image credit: dimol / 123RF ストックフォト
(初出 Facebook NLPフィールドCafe2015.7.15 一部改変)
http://www.facebook.com/nlpfieldcafe
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