心と身体の動きは“脳”が掌っている
脳科学的にとか、神経科学的にと
言わないまでも、心と身体の動きは
“脳”が掌(つかさど)っています。
少なくとも、
神経系の一部として、
血管循環器系の一部として
身体に繋がっています。
そして、心に浮かぶ事が、仮に
“脳”ではないかもしれない
としても、私たちの身体の一部である
“脳”は、その“心に浮かぶ事”に
大きな関わりがあるのは間違いありません。
わたしたちが、
思う事、考える事、信じる事、決める事
は、私たちの心と身体とに
連動しています。
ですから、
「笑う門には福来たる」だとか
「好きこそものの上手なれ」だとか
という“現象”は起こります。
その心と身体と、自分が考える事、思う事に
もっと興味を持って、注意を払って
丁寧に扱う・・・あるいは使いこなす
というのは、現象からみれば
理に適っているはず。
・・・何が言いたいか
私たちは、自分自身が
「そういうことになるはずだ」と
考え、思ったように
心が動き、身体も動くということ。
そんな“自分自身”が、自分が関わる
世界を変えているのだとしたら
結構、うれしくないですか?
あるいは、ちょっと、身が引き締まると
思いませんか?
「自分」を疑うのは、結構困りもの
「’“自信が無い”のに、自分を信じられるか」
って思うかもしれませんよね。
自分を信じないっていうのは、
なかなか困りものなんです。
つまり、自分を信じない、疑うというには、
まず“自信が無い”という“自分”の判断を
信じない、疑うってことになるわけです。
・・・だって、そうじゃないですか。
自分の評価だけは、信じていて
自分を信じられないって言うのは、
どうにも筋が通らない。
つまり、そこには、
「自分が信じられない」や
「自分を疑っている」が
存在するわけではないのです。
そこにあるのは、“責任”から逃れること。
なんのって?
「自分が“決断”したこと」
どんな責任? っていうと
「“決断”がうまく行かなかったときに
それをやり切る責任」です。
実を言うと、そこまでたどり着けない事も
あります。
なぜっていうと
“自分”が『決断した』“自分”を責めるんです。
傍から見ると「一体どの口が・・・」なのですが、
一番、ヘコむのは、誰に言われる事でもなく
「自分」に責められる事だったりします。
自信がないと感じるときには、
自分を責める自分
自分を認めない自分を
恐れているだけなのかもしれません。
とりあえず、自分を味方に付けときましょか
「とりあえず」って書きましたが
これが“うまくいく”の全てだと言ってもいいでしょう。
自分が自分を責める、認めない
これが「自信がない」の構造です。
どんな事をやっても、
それが、うまくいってもいかなくても
自分を責めて、認めない
としたら、どんなに心の強い人でも
続きません。
そして、そのパターンは、
小さな頃、サポートしてくれた
大人から学んだかもしれません。
「自戒する、反省する」を促す
というのは、子供の頃に身につける
必要があることです。
しかしその時に、伝え方を誤ると
そこに「自分を信じない、疑う(≒否定する)」
というパターンやメッセージが
含まれてしまう事があるのです。
このことに気づいておけば、
少なくとも、あなたからあなたの周りの大切な人、
パートナー、親、子、上司、部下、同僚、友人
に、今議論したり、話し合っている内容はどうあれ、
「あなたを大切にして関わっている」という姿勢で
関わる事が出来ます。
そして、それが自分にとってもしっくりくるように
なってくれば、気づかないうちに
自分自身にも「じぶんを大切する」という
やり方が身についているはずです。
あなたの“脳”が、あなたを大切にする
あなた自身を信じるようになるわけです。
想像してみてください。
あなたが“自分”全体を味方にできたとしたら。
自分が自分を充分に支えているとしたら。
うまくいかないはずはない・・・そう思いませんか?
(初出 メルマガ “心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2016.6.10 一部改編)
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