「なんか、うまく言えないんだけどさ、
うん・・・たぶん大丈夫、上手くいくよ。」
この発言には、上手くいく、大丈夫の
明白な情報は何一つありません。
不安に感じて相談したときに、
こんな風に答えられてしまうと
「大丈夫なの?」と疑いたくなるのもの。
しかし、そう言ってくれる当人は、
「ある種の確信」を持っていることが
少なくありません。
この言葉にならない、ある種の確信。
・・・確信の“感覚”とでも言うのでしょうか?
“この感覚”、“なんとなく”だけど“確信している”。
は、私たちが過去から持ち続けている
判断の情報である。と言ったら、
皆さんはどう思います?
人間が、言葉を持ち、言葉を使って思考する。
私たちが言葉を手に入れて40万年だとも言われています。
それ以前にも、生物として
学習はあったでしょうし、
その中に、上手くいくこと、そうでないことが
あったはずです。
そして、その当時の学習は、命に直結するもの
だったと予想されますから、
上手くいくことを続けて、そうでないことをやめる
ことは、命に関わる大問題。
ですから、思考による、いわゆる「論理的な」根拠を
手に入れる以前に、私たちの祖先は
自分の命を守る、重大な決断をしてきた
そう考えることは出来ないでしょうか?
そう、言葉がないときに使っていたと
考えられるのが、“何となく・・・”
うまくいくとか、うまくいかないとか。
すきだとか、きらいだとか
手に入れたいとか、避けたいとか
だったはずなのです。
そして思い出して欲しいのです。
私たちは、言葉を使うことで物事を
要約することができます。
・・・要約というのは、“私”が重要だと思った
ところをまとめる。とも言えますし、
“私”が“重要”だとは思わなかった
ところを省くとも言えます。
そう、情報は省かれて、減らされているのです。
仮に、自分の眼鏡が曇っていたり、度数が
合っていなかったら、
必要な情報が入っていなかったりするのです。
そう、“なんとなくの感覚”と、“明確な言葉”とでは
じつは、ハッキリしている感覚の差だけではなく
情報量にも差が生まれているのです。
もちろん、情報量が多いと言うことにも
デメリットはあります、そのチェックを
具体的詳細にやるとしたら
そのチェックに労力がかかると言うこと。
・・・だからこそ、“なんとなくはフィーリング”の
まま扱ってしまい、頼りないと思われがちなのです。
そこで、“なんとなく”と“明確な言葉”とを上手に
使い分ければ良いと思いませんか?
“なんとなく”の感覚は、とても情報量が多いのです。
そして、それはまだ、言葉として適切な表現を
結びつけられていないだけなのです。
ですから、仮に、
何となく上手くいきそうなときには
“何となく”土台にして(≒信じて)、
具体的に、“上手くいく方法、行動”を
探し始めればいい訳です。
すると自然に、その具体的方法、行動が、
“明確な根拠”になってくれます。
反対に、
何となく上手くいきそうにない
と思えるときには“何となく”を警告にして、
具体的に“対応策、行動”を
探し始めればいい訳です。
そうすれば、上手くっていればOKですし、
そうでなくても、準備が出来ている。
“なんとなく”に引きずられ、不安を覚える
必要がなくなりますから。
私たちは、私たちが思った以上に
色々な事に気づいているんです。
そして、その気づいていることに、
気づかないまま、ときには上手くいき
ときには、困っているわけです。
“心と身体の使い方を知る”をお伝えしているのは、
上手くいっているときは、
上手くいっているように
そうでないときには、
そこから、体制を整えられるように
“自分自身の心と身体の使い方”を
再確認、手に入れる・・・マスターして頂くように。
その方法が、NLPなんです。
それを活用しながら、
自分の“想い”・・・わがままを
“協力してもらえるわがまま”
“祝福されるわがまま”
としてみんなで実現する。
そして、同時に周りの人の“わがまま”も
サポートできる次の誰かの“上手くいく”の実現を
お手伝いできる人を増やして行きたいと思っています。
自分のために生きる、結果、あなたの大切な人に
喜んでもらえるような、自分とのコミュニケーション、
自分らしく毎日を生きるやり方を強化する技術として
NLPを中心とした内容をご提案、お届けしていきます。
image credit: fukh / 123RF ストックフォト
(初出 Facebook NLPフィールドCafe2015.5.27 一部改変)
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