2014年、漁獲制限することを26カ国で
合意することになった…太平洋クロマグロ。
日本食(とりわけ寿司)が世界的に人気になって
需要が増えたと言われます。
その中でも人気なのが、トロ。
ところが、その昔(江戸時代)マグロは
猫またぎ(猫がまたいで食べていかないほどのまずい魚)だったこと
ご存じかもしれませんね。
その頃は、冷蔵技術もありませんから、特に脂身は速く傷んでしまう。
そこで、安い魚として扱われていたようです。
ところが幕府が“倹約政策”(享保の改革とか、天保の改革のようなアレです)を
民衆にも強いるようになったときに、その安さと美味しさが見直されて
人気の魚になったとか…。
今、価値のあるものであっても、以前は、その条件が整わなかったとき
言い換えれば、別の条件でその価値に気づけなかったということです。
そして、今、江戸時代よりもはるかにたくさんの情報が
私達の周りにあります。すると、その情報に押し流されて
物事の価値を見落としていることあるのかもしれません。
私達は、言葉にしても、五感(見る、聞く、感じる(体験する))にしても、
すべてのことに気づいているわけではありません。
例えば、
「朝起きて、最初に見た緑色のものには何がありましたか?」
こんな質問をしたらどうでしょうか?
あらかじめ、昨夜寝る前に聞いていたらまだしも、
いつも、緑色に注目しているわけではありませんから
この質問に答えられなくても不思議なことではないのです。
ですから、
私達は、良くも悪くも
すべてのことに気づきながら、
毎日を送っているわけではない。
このことを“前提”として納得していただけるのならば、
この世界は、まだまだ、宝の山と言えそうです。
この“前提”で世界を見ると、“可能性”を“好奇心を持って”
探求することになります。
ですから、これまで「役に立ってない」と思っていたことに
「何があれば」役に立つのか?
「何がなくなれば」役に立つのか?
あるいは、
役立つものが「あるとしたら、それはなにか」?
「自分なら、どのように」役立てるか?
さらには、
「誰だったら」役立てられるか?
「どんな状況だったら」役立てられるか?
ちょっとひねって
完全に役に立たないことを「どのように説得するか?」
「可能性を引き出す」というフレーズをよく使いますが
私達がお伝えするNLPでは、相手の存在そのものを
大切に思う、承認することをベースに変化のプロセスを
選んで実践しています。
物事の価値を見いだす。その前提には
すべてのものに「すくなくとも、
ある状況では(あるいはすべての状況でなんらかの)価値がある」
ということに、気づいているということなのです。
上に書いたような質問は、技術であったり
道具に過ぎませんが、その背景に、価値の存在を信じること。
がその視点と発想とを支えていると言えそうです。
…そして、NLPのトレーニングでは
その発想を、あなたの実践体験を通して
あなたの中の仮説から、確信へと繋がる
トレーニングをしていきます。
自然とあなた自身が、“可能性発見”のクセ、
あるいは体質(?)になる
世界を活かすための“可能性体質”改善を
してみませんか。
image credit: merydolla / 123RF ストックフォト
(初出 Facebook NLPフィールドCafe2014.11.12 一部改変)
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