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◇意欲の源泉は、手に入れたいことと避けたいこと

◇意欲の源泉は、手に入れたいことと避けたいこと

生き物が行動を起こすのは
何かを手に入れる(例えば食べ物)とき と
何かを避ける(敵や危険)とき。

これが生き物の本能として
脳にも組み込まれているようです。
なぜなら、生命を維持するために
大切な事だから。

モチベーションという言って、
色々なロジックや説得をしても
究極的なところでは、
手に入れたいか、あるいは、避けたいか

上手く説得できないときには、究極的には、
それほど欲しいと思えないか、それほど、避けたいと思わない
ということになります。

ですから、…子供の頃、チャレンジの場面で、
尻込みしているとき、親から
「何心配してんの、命まで取られるわけじゃなし」と。
子供心に「そんな事分かってるよ!!」と思うものの
結果、行動を起こすのに効果があったりします。

相手の為を思って、何かを伝えたとき
あるいは、
あなたが何かをして欲しくて、相手に伝えたときに

『相手が思ったように、行動してくれない』

としたら、そのことは、相手にとって
それほど欲しいと思えないことだったか、
それほど、避けたいと思わないことだっただけのことです。

当たり前と言われれば、当たり前のこと。

相手の問題は、“私が問題だ思っていること”かどうかは分かりません。
ですから、相手の為を思って、伝えたことが受け入れられないこと
あります。

そして、
私が相手にリクエストしていることは、
私にとって“手に入れたい”あるいは“避けたい”ことであっても
相手の“手に入れたい”あるいは“避けたい”ものとは言えません。
ですから、相手が、受け入れないことあります。

そのギャップを伝えていうことが
伝わるコミュニケーションのポイントでもあります。

そして、それを隠しているのが、私達の感情。

あなたの為にいってあげているのに(伝わらなくて悲しい…とか)
これだけお願いしているのに(何てひどいやつだ…とか)

対応する感情はこれだけではないかもしれませんが、

感情が動くとき、多くの場合
自分が正しくて、相手がそうでは無い と言う方向に
動いていますから、

結果、溝が深まるコトになると思いませんか?

そこで、気づくことが出来たとしたら、

私が伝えたことは、あくまで、私が“そう”考えていることで
最初の時点では、相手と共有できているわけではない

…あなたが気づいた問題は、相手のものに
まだ、なっていないかもしれませんから

その共有にコミュニケーションのウエイトを映すだけでも
単なる押し問答のコミュニケーションをバージョンアップ
出来ると思うのです。

如何でしょうか?

(初出 アメブロ“ひじま・まさき”のブログ 2014.11.11 一部改変)
http://ameblo.jp/awakeners/


Team-Awakeners ひじままさきのNLP/コミュニケーションワークショップ
こちらのHPで紹介しています。→ https://nlp.team-awakeners.com/

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