カーナビや、スマートフォンに
搭載されている(いまでは)身近な技術GPS。
その仕掛けは、上空にある数個のGPS衛星からの信号を
GPS受信機で受け取って、自身の現在位置を(計算して)知る
システムです。
つまり、複数の衛星からの情報を使って
自分の位置を自ら知ると言う仕組みです。
GPSでは、最低4つの衛星からの情報が
必要だそうですが、もちろん情報を受信できる
GPS衛星の数が増えれば増えるほど、その精度が上がります。
(空が開けていれば、6~10個程度から情報が受信可能だそうです。)
つまり、「自分が今どこにいるのか」を
知るには、ある程度の情報の量が必要だということです。
私達自身が
「自分が今どこにいるのか」
つまり、自分の評価や、状況を
知るときにも、同じように
いくつか複数の情報が
必要だと思いませんか?
私達にもGPS衛星に当たる情報源があります。
それは、
1.五感(視覚、聴覚、触覚・運動覚、嗅覚、味覚)
2.言葉(相手の言葉、自分に掛ける言葉)
です。
そして、ちょっと意識を向けて下さい
今この文章を読んで(見て)いたとき
服が身体に触れている感じに気づいていましたか?
あるいは周りでしている物音に気づいていましたか?
なにか物事に集中しているときはいいのですが、
困ったとき、悩んだときの状態では
私達は、この外からの五感を情報を
シャットダウンしている場合が少なくないのです。
つまり、衛星の情報を受信できないGPSカーナビの様なもの
これでは、どこにいて、どこに向かっているか
分かりませんよね。
同じように、
誰かからの言葉にショックを受けたときも
他の誰かは、別の意見を持っていたかもしれないのに
その意見を、聞くこと無く
一人の意見に大きく影響を受けていたことになります。
これもまた、一つのGPS衛星からの情報を
利用するカーナビ・・・最低4つの衛星が必要だとすれば
機能しません。
・・・私達の周りには、実は沢山の情報(五感、言葉)が
溢れています。
ただ、その情報が余りに膨大すぎるので
私達自身が、その情報を取捨選択して
活用しているのです。
そして、ときとして、その情報を絞りすぎて、
不十分な情報で、物事を考えたり、判断したりしようとして
物事を怖れたり、悩んだり、困ったり
しているのです。
つまり、必要なときに、情報源を選び直す。
必要なGPS衛星を捉えて、そこからの情報を得るように
五感の情報や、言葉の情報を、必要な分だけ
一旦取り戻せばいい訳です。
NLPの実習や、言葉の使い方、五感の使い方に関する
基本的な技術は、私達の周りにある情報を活用できる
様にしてくれます。
つまり、私達が私達の思う目的地に
適確に進むための情報を
集める力を整えてくれるはずです。
その一端を、コミュニケーションのトレーニングでも
お伝えしていますので
もし良ければいちど遊びに来て下さいね。
ではまた。
(初出 アメブロ“ひじま・まさき”のブログ 2014.3.25 一部改変)
http://ameblo.jp/awakeners/
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