子供の頃、叱られたときよく
「人の所為にするんじゃありません!!」と
言われました。
子供は子供なりに、言い訳を
したくなる根拠もあったのですが…
実際のところ、自分が思い描いたとおりに
ならなかったポイントを、自分以外のところに
発見したとしても、それを変えることは
容易ではないということが少なくありません。
人の(何かの)所為にした瞬間、
私たちはその部分についてのコンロトールを
失っています。
ここで、私たちはコントロールすべき(したい)
部分について、丁寧に仕分けることが
大切になります。
たとえば、
「明日台風がやってくるので、
毎日のジョギングができない。」
台風の所為に対して、私たちが
できることはほぼありませんから
…このことを前提にして、
計画を練り直すことができます。
一方で、
「お客さんの回答が遅いので
打ち合わせが進まない」
お客さん内部の話と言ってしまうと
できることは少なくなりますが、
お客さんが回答を早く出すための
段取りやお手伝いという形で
そのコントロールを取り戻すことが
できるかもしれません。
言葉の印象や「○○の所為」という
気づきだけでひとまとめにするのではなく
→自分で“(状況を)動かす”ための選択肢を生み出す
そのために、私たちは自分の気づいていることについて
再点検することができます。
前回もお伝えしたように、
私たちは、言葉で「思考」します。
ですから、言葉で表現する以上の
自分についてあまり気づくことができませんから、
その一つ一つの会話の中から
コーチングの会話、質問を通して
クライアントであるあなたの
ここまで持っていた制限と
ここから開くことができる可能性とを
引き出すことができるわけです。
お気づきのことと思いますが、
自分で「何気なく口にした」言葉は
無意識的であることが少なくありません。
そして、無意識的であればあるほど
意識にとって、大切な情報を
提供してくれます。
コーチとの会話は、あなたの
気づいていなかった、「制限と可能性」を
意識が扱うための俎上に載せてくれます。
そうすれば、あとは
あなたがその選択肢から
その状況での最適な選択肢を
選ぶだけです。
その準備のためにコーチとの会話を
活用してみませんか?
きっと、お役に立てるはずです。
(初出:あなたの相棒、賢いコーチの使い方
http://aibou-coach.blogspot.jp/ 2014.6.25)
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