「あの時、ああすれば良かった・・・
こうすれば良かった・・・」
そんな風に考えて、落ち込んだり
悔やんだりしたこともあります。
ときには、だから「俺って・・・」
などと思ったことも確かに
あったはずです。
そして、
「このままじゃダメだ
変わらなくちゃ!!」
と思う。
この時、自分の中でちょっとした
勘違いが起こってはいませんか?
「このまま」じゃダメだということ。
「今とこれまでの自分が」が
ダメなのではないということ。
お気づきになりましたよね?
私達はこの言葉を口にするとき、
ついつい、「今の自分」にダメ出しをしがちです。
しかし、間違いなく口にしています
「このままじゃダメだ」とか
「このままの自分じゃダメだ」と。
この時無意識は、
今の自分や過去の自分へは
それほど気にしていません。
ただ、「今と変わらない未来の自分」に
対して警告しているだけなのです。
既にお気づきの通り、
これまでの過去の体験は
私達の記憶や行動の中で
貴重な人生経験として
血肉になっています。
そして、今、この瞬間から
「今と変わっていける」にしても
「今のままでいる」にしても
私達にとっての、過去も今も
未来を気づくための土台なのですから
そこを否定しては、
どんな名工でも「未来」という
建造物を建てることは出来ないでしょう。
それよりは、過去や今この瞬間までの
体験から、気づいたこと、学んだこと
あるいは、さらに学ぶことを
「未来」という建造物を建てる
土台とし、設計図とするほうが
まさに建設的だと思うのですが
如何でしょうか?
私達は問題に直面すると
ついつい、今起こっていること
その「症状」に意識が向きがちです。
すると、その症状を起こしている
「今」、「過去」を非難したり、
否定し始めますが
変えていけるのは、ここからの未来だけです。
さらに、過去や今現在から
得られる、学びや気づきもまた
変えることが出来ます。
そしてそれらは、自分にとって
望ましい未来を作る糧にすることだって
できるのです。
ですから・・・
過去や今を否定するのではなく、未来を変えていく・・・
この視点で、起こる出来事・・・それが、
失敗であれ、成功であれ、
トラブルであっても、そうでなくっても
そこから学んだことで
いつでも、未来を創りつづけることは
できるはずですよね。
・・・批判や非難しあったり
弁明をしてばかりいても
何にも良くなりませんよね
いろいろな先生方・・・。
(初出 Facebook NLPフィールドCafe2012.7.12 一部改変)
http://www.facebook.com/nlpfieldcafe
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