わからんもんとしらんもんの謎解き
問題が起こったとき、
傍観者…もっと言えばやじ馬
気楽な立場で、その問題について
ああでもない、こうでもない、
と議論する。
…事実に関する情報が不足しているので
突拍子もない議論が進みます。
クリエイティブというか、なんというか。
責任のない立ち位置でしたら
それもまた楽しいことかもしれませんが
当事者の方々の知り得ている情報が少ないと
真剣に“突拍子もない”議論が
起こり得ます。
つまり、事実として知り得ていることは
変えようがありませんが、
推論や、解釈で補完した部分は創造的です。
創造的であるが故に問題を解く鍵となる
“本質”を捉えていないことが少なくない。
力のあるメンバーだったら
解決とは逆方向に“全速力”で走り出す
なんてことにもなりかねない。
問題を議論することそのものが
“問題”を大きくしていたとしたら…
“問題”と呼ばれている事と
良い関係を創る
“問題”と聞くと
つい身構えるとか、面倒だなぁとか
“問題好き”な人以外は
否定的な気持ちを持つのではないでしょうか。
否定的な気持ちが、身体的に
自らが“危機”にあることを示唆している
としたら、早くそれを抜けだしたい
と思うもの。
問題には
「これさえなければ」
という感じで関わる…そうではありませんか?
関わり方は及び腰です。
これだと、なかなか問題の本質への
情報が得られません。
ところが、“問題”に関わる人に
「その問題が起こったとき、なにがあったの?」
「その問題に気づいたとき、なにがあったの?」
と聞くと、問題の始まりの小さな“こと”を
知ることが出来ます。
あるいは、
「その“問題”であなたは
具体的に何が、どのくらい困ってるの?」
と聞くと
「あれ?、そうでもないかなぁ」
ということに気づくものです。
実のところ“問題”というのは、
それが起こったきっかけは小さなものです。
そして“問題”そのものも気づいていたよりも
小さなものであることが多いのです。
向かい合いたくないと思っていた
“問題”について、積極的に情報をあつめはじめると
“問題”が分かってきます。
すると、具体的に対処すべき事と
そうではないことも分かってきます。
さらには、その“問題”が起こった
仕掛け(仕組み)にも気づき始めること
ができます。
…仲良くなると言うと言いすぎかもしれませんが
“勝手知ったる”問題になれば
そのことは、あなたにとって、
解決しやすいものに変容してくれています。
情報不足のままで“難しく”考える代わりに…
情報が足りないと
自分で“勝手に”補完します。
もちろん、後から振り返って
“事実の通り”だったという場合もあります。
しかし、多くの場合は
“補完した情報”が物事をややこしくします。
なぜなら、私達は
物事の全てを捉えているわけではありませんし
また、
状況も刻々と変化しているからです。
…見落としや、前提の変化がある
ということ。
ここに気づいておきたいのです。
そして特に、“問題”に関わるときには
「出来れば関わりたくない」と
情報から距離を置きがちです。
…“問題”が難しくなるのは
こういう条件が揃っている
こう考えられるわけです。
だから、難しいことを難しいままで
考えるかわりに
ちょっと情報を集めて
ちょっと問題をシンプルにしよう
っていうやり方いかがですか?
毎日を楽に生きるちょっとしたポイントの
提案です。
ではまた。
(初出 メルマガ “心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2017.9.15 一部改編)
http://nlpfield.jp/mailmag01/
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