「こんなの常識よね」という非難
受けた方はかなり痛い。
言葉通り受け取れば、
“あなたって非常識”ってことですもん。
常識というのは、
『健全な社会人なら持っているはずの(ことが要求される)、
ごく普通の知識・判断力(新明解国語辞典)』
とのことですが、
たまたま
それを知らなかったことについて
「こんなの常識よね」と非難することは、
ごく普通の判断力なのかなぁ
と思ったりするわけで・・・
「常識」という言葉そのものは、
明治時代に
「コモン・センス」の訳語として
入ってきたものとのこと。
「常識」という言葉も百数十年前は
常識ではなかったんだなぁ
なんてことを思うわけです。
「○○の常識は、世間の非常識」
なんてフレーズがある様に、
常識というのは、ある状況や環境
グループにおいて成立するもの
だとおもうのです。
ですから、
世代が違うと
業界が違うと
育ってきた環境が違うと
常識も違う。
極端なことを言えば、
一人一人の『常識』って違うんです。
つまり、どんな人にも
自分仕様の「常識」があることを
頭の片隅に置いておきたいのです。
そしてもし、気づいたことが
相手にとって、役立つ物だとしたら
それを非難する代わりに、
それを押しつける代わりに
「それが“役立つ”ことなのだ」と
伝えればいいだけですよね。
ひとつの常識って、
例えば英和辞典のように
英語と日本語を使う場面では、
役に立っても、
フランス語やベトナム語を
解そうとするときには、
それ程(全く?)役立たない。
もの。
私たち一人一人が
“常識”を上手に使う。
互いが“生きやすい”ように
“常識”を上手に使う。
上手に使うためには、
そもそもその“常識”が生まれた
背景や意図を知ることが出来ると
それを活かすことにも納得がいけたり
あるいは、使いにくいところを
改善できたりするはず。
・・・今回扱った“常識”を
NLPの用語に変えると
“(内面の)地図”です。
NLPは、“地図”を、
自分がこの世界で生きるのに
役立つように“豊かにする”
方法をお伝えする物です。
自分の気づきをどのようにするかについての、
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(初出 Facebook NLPフィールドCafe2016.5.4 一部改変)
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