【今週のひとこと】
自分自身を世界の誰とも比べちゃいけない。
それって、自分自身を侮辱することだからね。
ビル・ゲイツ
Don’t compare yourself with anyone in this world…
if you do so, you are insulting yourself.
Bill Gates
大人になったらなんになりたい
小さい頃よく聞かれるものです。
実は僕自身には、なりたいものは
なかったんですよね。
面白そうなことは何でもやりたい
とは思ったけれど
その当時、
野球選手になりたいとか
パイロットになりたいとか
いわゆる、子供に人気の職業の人に
なりたいはなかったんですよね
どうも、「目標の人」みたいなものを
置くのが好きではなかったらしく
良くも悪くも自分が良いと思うこと
が中心でした。
そのうち、受験だ、就職だと
人が僕という人間を、何らかの形で
評価し、受け容れるか否かを
判断しなければならない
…入学試験、入社試験
のようなイベントと関わるようになって
「あぁ、ぼくはまだまだだ」
とか
「僕はなんてだめなんだ」
とか思うようになった・・・んじゃないだろうか
誰かが自分という人を
試験のように数日や数ヶ月で
判断するためには
僕のことをもっと知る
時間もなければ
知ることも出来ない
自ずと、何かの物差しで
比べることになるのだ
新しいコミュニティーに
加わるときに、もしかすると
人と“比べる”事が必要になる
ようだ。
ところが、それぞれの人は
“人と比べた評価”そのものではない。
それどころか、その真価なんて
付き合ってみないと
わからないものだ。
そのことを、直観的に知っているから
人は、気づき易い基準で
人と比べたがる
人と比べて、安心しようとする
…自分の勝っているところを探して。
人の価値はそもそも比べる類のものでは無い。
そして、私達は何かを比べるとき
それ以外の要素は、考慮しない。
相手の比べているもの以外の真価も
自分の比べているもの以外の真価も
“無視”しているのだ
ないがしろにしているのだ
それて、互いに互いを
侮辱していることにはならないだろうか
と思うわけです。
何かを判断するために
制約のあるものに当てはめるために
比較検討は必要だけれども
その評価は、あなたそのものではない。
あえて言うならば、
人と人とを本質的に比べようとするのは
チーターとイルカの速さ比べのようなもの。
水の中ではイルカだし
地上ではもちろんチーター
そもそも比べることが
実情に沿ってない…ってことですよね。
イルカはイルカ
チーターはチーター
ちょっと極論になってはいますが
そしてもちろん
私は私
あなたはあなた
お互いに補完できるところを
協力できれば、世界はもっと
広がるし豊かになる…って思うんですよね。
(初出 アメブロ “想いから実現への翻訳家 コミュニケーション・イノベーター”2017.6.5 改変)
https://ameblo.jp/awakeners
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