【今週の“もう”ひとこと】
過去には帽子を脱いで敬意を表しなさい。
しかし、未来には上着を脱いで立ち向かいなさい。
クレア・ブース・ルース
Take your hats off to the past,
but take your coats off to the future.
Clare Booth Luce
あんなこと、こんなことあったよね
とこれまでの経験をふと思い出すこと
季節柄あるのかもしれません。
その中には
すっかり忘れていること
もあれば
あの経験が今役立っている
ということもあれば、
さらには、
あれさえなければ…
ということもあるでしょう。
良い・悪いの評価はあるでしょうが
今日の自分は、紛れもなく
その体験、経験を経た結果
今ここにいるわけで…。
そして、その出来事をそのものを
今ここから変えることは出来ません。
ただし、その経験から
学べること
活かせること
はまだありそうです。
というのは、
私たち物事を一旦
良い・悪い
と評価してしまうと
その出来事から汲(酌)み取れることは、
その評価の色眼鏡を
通したものだけになるからです。
仮に
あれさえなければ…
と思っていた出来事を、今、
あれがあったからこそ…
という視点でどんな風に見えるでしょう?
「あの出来事から
まだ会得してない学びは何だろう」
という謙虚な気持ちで捉えたら
どんな学びが得られるでしょうか?
私たちは、世界の動きの全てを
知っておくことは出来ませんから
その時気づいていなかったところは
すべてが“想定外”ということになります。
そして、その“想定外”に
どう対処できたかが
意外に、出来事の評価として私たちは、
憶えて(根に持って(笑))いるわけです。
全てのことが、
思い通りに上手く行く訳ではないのと同じように
全てのことが、
思い通りに上手く行かない訳ではありません。
つまり私たちが、その出来事に遭遇したときに
私たち自身がどんな状態にあったかが
その出来事が自分にとって良いか/悪いかを
決めていたのかもしれないのです。
だとすると
上手く言ったことはもちろんのこと
そうでは無かったこともまた
自分にとっては、出来事との遭遇の仕方
すなわち
生き方の学び
となるはずなのですよ。
その学びを盾と矛にすれば、
それらは、今日ここから創る未来への
心強い味方になってくれます。
どうぞ自分の経験
自分の人生に敬意を払ってみてください。
そこには、何人にも代え難い
味方がいるはずです。
では。
(初出 アメブロ “想いから実現への翻訳家 コミュニケーション・イノベーター”2017.3.27 改変)
https://ameblo.jp/awakeners
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