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◇その言い方…言い分“熨斗つけて返します”

◇その言い方…言い分“熨斗つけて返します”

「表面に気泡が出たら裏返す!
        パンケーキだ!」

これを堺雅人さんが
例の役を演じて言っているのを想像する・・・m(_ _ )m

数年前でだったらもしかすると
何人かの方には、ヒットしたかもでしょうに…

言わずと知れた(?)「倍返しだ!」です。

コミュニケーションの目的には、
「自分の言い分をわかってもらう」
というのがありますから

“伝えよう”とする思いが
ときに行き過ぎると

「横柄」になったり
「力ずく」になったり

と、伝え“方”は、
もはや“伝え”ではなく、“押しつけ”に
なる事もあります。

そして、再点検です。
コミュニケーションの目的は、
「自分の言い分をわかってもらう」
こと。

すると、“伝えられた”
・・・場合によっては“押しつけられた”側にも、
むくむくと
「伝えたいことがあるんだ!」
が湧き上がってきます。

それが、口達者な相手の場合
「言われたら言い返す、倍返しだ!」
になって返ってくる。

倍返しなので、傍から見て
伝え方が押しつけだったとしたら、
倍の“押しつけ”で返ってきます。

“押しつけられて”気分の良かろうはずもない
としたら、
「このわからずや!
 言われたら言い返す、倍返しだ!」

ここで、すでに“押しつけパワー”は4倍

その会話は、気分の良いものに
なるとは到底思えない・・・。

こうやって、自分が伝えたいことの
中身に到達する前に
“その言葉、熨斗つけて返”される
ことになります。

しかもそれは、伝えた“言葉”のうち
伝えたかった“中身”ではなく
伝え“方”だったりします。

ここで、ちょっとした仮説をお伝えすると
自分が伝えていることが
自分の基準に照らして

 良いことだから、
 価値あることだから、
 素晴らしい事だから、

相手にとってもそうに違いない
分からないはずはない
そして、その思いが暴走し始めると
「分からないアイツが悪い」と
相手にあるはずの自由な価値基準を
尊重せずにいたということに
なってはいないかということです。

そして“熨斗をつけて返される”
 …“倍返し”の正体は

“相手を尊重していないかのような態度”

だったとしたら…
コミュニケーションの“方法”、“技術”は

あなたの“主張”、“伝えたいこと”を
相手に
「これが、私の想いです。どうぞお納めください。」
的に、伝えることのバージョンアップに
役立ちそうな気がしませんか?

良くも悪くも、
私たちのコミュニケーションでは、
自分が伝えたこと…内容も、伝え方も…が
相手に伝わります。

そのどこに相手が反応するかは
相手の“自由”です。

…相手に伝わるツボを探りつつ
 コミュニケーションを
 続けるために、

「相手を尊重する」

それが伝えられたら、
「熨斗がついて返ってくる」…“倍返し”の中身は

「あなたへの尊重」

になるはずです。

…建設的な意見交換の土台って
 こういう所にあるんじゃなかなぁ
 こう思っています。

(初出 アメブロ“ひじま・まさき”のブログ 2016.8.30 一部改編)
http://ameblo.jp/awakeners/

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