【今週のひとこと】
行動しないことが疑いと恐れを引き起こす。
行動することが自信と勇気を生み出す。
(デール・カーネギー)
Inaction breeds doubt and fear. Action breeds confidence and courage.
Dale B.Carnegie.
不安や恐れを覚えたとき、
私達の身体は上手に、
“無茶”をしないように、
身体を緊張させます。
想像した“危機”に対応するために
身体を“臨戦態勢”に。
すると、頭の中でいろいろと
シミュレーションを始めます。
…これまで知り得た情報を元に。
周りの状況が変わったとしても、
周りに新しく増えた味方やチャンスに
気づいていなかったとしても、
これまで知り得た情報のみで
色々と考え始めます。
行動を一旦止めて。
すると、それまでに
“不利”な情報や、“曖昧”な情報
しか手に入れていなかったとすると
その“不利”、“曖昧”な情報のままで
作戦を立てます。
そこに新しい情報が増えない限りは、
“不利”で“曖昧”な情報を
“不利”で“曖昧”な情報を元にした推論で
補完します…すると
不利が増幅される
あるいは
現実とはかけ離れた“希望的観測”
がはじまります。
全社は、ストレートに怖れを増幅しますし、
後者は、ひとたび、現実とのギャップに気づいたとき
大きく怖れを増幅します。
自分の思考、シミュレーションに
対してまで、自分の信頼を失う状態
…情報を更新しないままで
思考を続けて、自信を失ってしまう
パターンかもしれません。
私達の“思考”はとても優秀で、
“最悪の状況”に対しても対応を出来るように
そのシナリオも準備します。
多くの場合は、“今ここ”の情報を
集めて更新することで、
“最悪のシナリオが“今ここ”で必要か否かを
判断できるのですが、
あまりに思考ばかりに頼りすぎて、
現実、現場…自分自身の身体と感覚器官を
使わずにいると、
思考は、“最悪のシナリオ”を
勝手に、自由に展開し始めます。
現実には実際の所、制限、制約がありますが
思考には、制約はありません、
ある意味超クリエイティブです。
私達の思考は
そのクリエイティブさを、気づかずに
“悲観的”、“否定的”に活用してしまう
ことがあるのです。
私達の思考…脳は、
“最悪の状況”に対しても対応を出来るように
したいから。
しかし、時に、制約のない思考は、
自分自身の力を超えるような、
“最悪の状況”を無限の想像力で
想定してしまうことがあるのです。
…これが、怖れの正体。
具体的ではなかったとしても、
その“感覚”で、覚える感覚は、
“情報不足”からやってきています。
ですから、思考にハマっていると気づいたときには
特に、身体を動かしてみて下さい。
伸びをする、顔を動かして周りを見回す。
足踏みをして、地面に支えられている自分を感じる。
深呼吸して、世界と呼吸で繋がっていることを
確認する。
すると、“怖れ”の方向に無限の想像力を
使っていた思考に、
現実世界、五感の世界の
リアルな条件…“最悪の状況に対する”
ある種の制約が、あなたの“怖れ”の思考を
適切に整えてくれるはずです。
“思考”が賢すぎるが故に、時に暴走したとしても
私達には、人生を生きる上での車の両輪
“身体”があります。
“行動”によって、現実世界の情報を
沢山、経験や見識として手に入れれば、
それが、暴走しがちな“思考”を
問題を解決し、目標を達成するための
名参謀にする知恵になるはずです。
(初出 アメブロ “想いから実現への翻訳家 コミュニケーション・イノベーター”2016.12.19 改変)
https://ameblo.jp/awakeners
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