【今週のひとこと】
コミュニケーションで最も大切なことは
言葉にされていないことを“聴”くことだ
(ピーター・ドラッカー)
The most important thing in communication
is hearing what isn’t said.
Peter Drucker
いいにくいことがあるとき
「言葉を濁す」
なんて表現を使ったりしますが、
濁すつもりがなくても、
伝えたいことにピッタリの表現が
思いつかないことがあります。
そういうとき、僕はつい、
「う~ん、なんていったらいいんだろう
◯◯っていうか、▽▽っていうか」
いろいろ試行錯誤する。
相手の人に取ってみれば
言葉数が増えて余計に伝わりにくくなったり
する場合もある。
でもときに、
「なんとなく…なんとなくだけど
言いたいこと分かる気がする」
という反応をもらったりする。
伝わったのは“言葉”…字面というよりも
思いの“塊”。
ただ、言葉には出来ていない。
よくよく考えれば、
私達の“体験”の全てに
言葉を付けていたわけではない。
微妙で繊細な心の動きがある訳で。
その微妙な“思いの塊”を
伝え合い、わかり合おうとするのが
私達が“言葉”を作って発展させてきた
動機だったのかもしれない。
コミュニケーションの本質は、
言葉に出来ないことまでも
伝えようとする試み。
…言葉に出来ていないことも
大切にしながら生きる
これって、自分自身の人生を
もっと豊かにすることに
繋がるんじゃないですかね。
(初出 アメブロ “想いから実現への翻訳家 コミュニケーション・イノベーター”2016.11.28 改変)
http://ameblo.jp/awakeners