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▽▲“本能”と“理性”とのせめぎ合い?・・・“正直に生きる”本能と“上手に生きる”理性”とを調和する④▲▽

▽▲“本能”と“理性”とのせめぎ合い?・・・“正直に生きる”本能と“上手に生きる”理性”とを調和する④▲▽

日本、昭和の名フレーズ(?)

“分かっちゃいるけどやめられない”
 (今回は、“お呼びでない…”ではありません(笑))

かく言う自分も、このフレーズが
流行った頃をリアルタイムに
生きていたわけではないのですが、
このフレーズを見聞きするにつけ

 「言い得て妙」

だなと思いときどき引用します。

そうなんです、
分かってるんです。でも、やめられないモノが
有ったりするんですよね。

…多くのやめられないモノは
 大概気づいてません。
 周りにツッ込まれても
 「そんなわけないだろ」と
 逆ギレがオチだったりしますから
 (これは本能が暴走と言ったところでしょうか)

“分かっちゃいるけどやめられない”は

感覚としては、文字通り制御不能感が
存在します。

私達が人間であるのは、
“知性”や“理性”が働くからだと思っていますが、
脳内のキャリアで言えば、
まだまだ、若輩者。
もしかすると、まだまだ、先輩である
“本能”の力が勝っているのでしょうか。

ところが、
“私達が人間社会で生きている”ことが
“知性”や“理性”を優位にしています。

私達の心と身体以外の力を利用するとき
…何かを得るにも、使うにも
 もちろん他の人の協力を得るにも
 “知性”、“理性”の表現である“言葉”を使います。

“言葉”なしには、
人間社会で何かを実現することが
難しい…この事実が、私達に勘違いを
させているようなのです。

一方、脳内では、“知性”、“理性”をつかさどる
前頭葉や大脳皮質は、
“本能(生命維持、欲求)”をつかさどる
脳幹(いわゆる原始脳)から放出される
神経伝達物質という制御信号の影響下
にあるとされています。

…そう、脳の中では、原始脳が
 “知性”、“理性”の後見をしているのです。

すると、私達の“気づき≒意識”は困ったモノです
自分の外の世界では
“理性”、“知性”が幅を利かせて
自分の脳内では
“本能”が、“理性”、“知性”を監視している。

…非常にへんてこなバランスなのかもしれません。

だだ、安心して下さい。
“理性”、“知性”
 も
“本能”
 も
どちらもあなた自身です。

どこぞの国の議会をまとめたり
利害関係が複雑な会議のファシリテーターをする
よりは随分と楽なはずですから。

なぜなら最終的に。
“自分自身”の利害に一致すれば
いいんですもん。

こんな時にもNLPの知見、技術は役立ちます。

言葉を入り口にして、“理性”、“知性”と“本能”との
利害を確認する。
…表面的には合致していない
 脳内の議論を整えるために
 N(神経)L(言語)P(プログラミング)が
 役に立つのです。

脳内の議論は、多くの場合
“言葉”対“フィーリング(感覚)”ですから、
NLPで大切にする“肯定的意図”を
あなたの“知性”、“理性”と“本能”とに
インタビューします。

 なにかを“知的”に、“理性的”にしようとすることによって
 自分自身が守ろうとするもの、得ているモノがあります。
 一方“本能”のままにしようすることよって
 自分自身が守ろうとするもの、得ているモノがあります。

ここが対立軸…になっているだけです。

しかし、どちらも、自分自身の
“利害”それも“利に向かい、害を避ける”ことに
疑いはないはずですから、

それぞれの本音を少し深く(≒数階層かに分けて)
インタビューをする。

あたかも、本気で言い合った相手と
後に深く知り合い、親友になるかのように
あなたの“知性”、“理性”と“本能”とにとって
最適解への道筋が出来始めるはずです。

このことは、言い換えれば、自分自身を
“知る”試み、“気づく”試みです。
そのために活かせる五感の使いかた、言葉の使いかたを
NLPを中心としたご提案で
お届けしていきます。

image credit: enotmaks / 123RF ストックフォト
(初出 Facebook NLPフィールドCafe2015.7.22 一部改変)

http://www.facebook.com/nlpfieldcafe

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