【今週のひとこと】
一羽のツバメが来ても夏にはならないし、一日で夏になることもない。
このように、一日もしくは短い時間では、人は幸運にも幸福にもならない。
アリストテレス
For one swallow does not make a summer, nor does one day;
and so too one day, or a short time, does not make a man blessed and happy.
Aristotle
おはようございます。
コミュニケーションイノベーター ひじままさきです。
3月にはいり、寒い日と暖かい日とが
入り交じって、いかにも季節の変わり目という感じ。
夏の前の“梅雨”は、気象庁が宣言することで
“梅雨の季節”が設定されます・・・が
冬と春との間だって同じような変化があります。
季節は、テレビのチャンネルを変えるように
変わるのではなく、徐々に
寒い空気(冬)と、熱い空気(夏)が入れ替わることで
気温や降水量が変わっているだけ。
それに春夏秋冬と名付けただけ。
季節は気づいたときにはもうすでにそこにあって、
“春の長雨”がその季節の境目への
気づきのヒントになってくれているということ。
上の言葉では、
夏にふと気づいた一羽のツバメが、
夏がすでにそこにあることを
教えてくれたということ。
実のところ、今この瞬間に、全ての必要なものが
世界に存在しているといってもいいと思うんです。
アリストテレスの時代には、施策の中だけの
ことだったかもしれませんが
今、日本の3月も、南半球では、夏から秋を迎える
ところもあり、
赤道直下では夏が今も存在し、
北極、南極では、雪や氷の世界がそこにある。
のように、全ての要素が今この瞬間にある
そして、それと繋がる方法があれば、
今この瞬間に、秋を体験することも、冬を体験することも
もちろん、梅雨を味わうこともできる
ということが、この世界の仕掛けなのかもしれない
と思うんです。
ということは、確かにアリストテレスの言うように
一日もしくは短い時間では、人は幸運にも幸福にもならない
のでしょう。
なぜなら、私たち一人ひとりにとっての幸運や幸福は
もうすでに近くに、知らないふりをして
ちゃっかり座ってるから
…あとはそれに、いつ声かけるの?
でしょうか?
(初出 アメブロ “想いから実現への翻訳家 コミュニケーション・イノベーター”2016.6.12 改変)
http://ameblo.jp/awakeners
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