【今週のひとこと】
過去には、帽子をとって敬意を払いなさい、
でも、未来には、コートを脱いで立ち向かうの。
(クレア・ブース・ルース/アメリカの女性作家、ジャーナリスト、下院議員、外交官)
Take your hats off to the past,
but take your coats off to the future.
Clare Boothe Luce
物事に不具合が起こったとき
“原因”を追究します…が、時として“追及”に
なってしまいがちです。
このことが、物事の改善から
気づきを遠ざけてしまっているのかもしれません。
すると、“原因追究”よりも“解決指向”いい
なんていう、へんてこな議論がおこります。
なぜなら、原因“追究”も問題を解決するために
しているのですから。
この辺りは、私たちが“原因”とするところの
“感情”や“価値”という部分と
“事実”という部分とを一緒に議論に載せてしまいがちな
クセによって起こされているといえるかもしれません。
いわゆる不具合であるところの“問題”にも
その結果を生み出す原因の過程があります。
それが“事実”の“追究”なのですが、
誰がとか、どうして(動機や意味)かという
“責任”の“追及”になると
結果、気づくべき、ミスチョイスのポイントを
落としてしまうことになります。
確かに、不具合は困りますが、
どんな結果であれ、その経験である“過去”には、
上手くいったら上手くいったなりの
上手く行かなかったら上手く行かなかったなりの
情報の蓄積があります・・・財産です。
そこに敬意を払って、教えを請う。
普通に必要な事だと思うんです。
その教えからの学びを持って、
未知の未来に果敢に挑戦する。
未来を創り出す・・・まさに立ち向かうこと
になるんです。
過去は、古いのではなく、
もうすでに“事実”として蓄積された
財産だとしたら、
今週は、あなたが経験したこれまでの経験を
どんな未来のために活かして行きましょうか?
どんな一週間を過ごします?
(初出 アメブロ “想いから実現への翻訳家 コミュニケーション・イノベーター”2016.4.18 改変)
http://ameblo.jp/awakeners
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