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◇世界は“辞書”で出来ている。

◇世界は“辞書”で出来ている。

某ネット企業のコマーシャル。
音声で検索をかけると
「かんぴょうを英語で」
すると、
“dried gourd shavings”(乾いたひょうたん(類)の削ったやつ)
と答えてくれます。

 ネットで見ると
  “干瓢(かんぴょう)”を表すのに
   白い花の瓜のドライフルーツ
   ユウガオのドライフルーツ
   乾いたひょうたん(類)の皮 などなど

 かんぴょうについて、その言葉で知っている
 私たちにとっては、
  なるほど、確かに・・・と思ったり
  いやぁ、回りくどいなぁと思ったり
  はたまた
  新しいイメージに思えたり します。
 
「かんぴょう」 も 
  “dried gourd shavings” も

同じ物質(単にモノ?)を言葉化したもの
ですが、そこで伝わる、あるいは再度受け取る
体験は、少し違ったモノになると思うのですがいかがですか?

わたしたちは、言葉が意味する、
さらには、言葉が説明する事実に加えて
その言葉が持っている、“感覚”を
同時に受け取ります。

 “かんぴょう”は多くの場合
 干瓢巻きや太巻きで食べることが多いと思います。
 ですから、もしかすると、
 巻き寿司で食べる、あるいは軽食として食べる
 そんなエピソードや“感覚”も一緒に受け取っていた
 のかもしれません。

 ですから、産地である栃木、茨城あたりでは
 きっと、料理のバリエーションも多いでしょうから
 その他の地域とは少し違ったエピソードや“感覚”を
 一緒に受け取っていたと思います。

 私たちには、言葉と体験、
 言葉とその言葉の意味を理解するための五感的な想像
 それらを繋ぐ“辞書”があります。

 ・・・ある文脈では、知識とよばれます
    有る文脈では、思い込みとよばれます

 そして、その
   言葉 ⇔ 辞書 ⇔ 体験/想像
 の繋がりは、瞬時でかつ自動的です。

 言い換えれば、無意識に勝手に変換されます。
 スマホやパソコンの漢字変換のように
 当たり前の動作として・・・。

 そう無意識に、変換していますから
 その“辞書”が、今のあなたのいる世界(環境や状況など)に
 合っているのか・・・最新版にアップデートされているのかどうか
 気づきません。

 勝手にアップデートされているかもしれませんが
 大部分は、昔作ったまま。

子供の時に“絶対的な正解”だった教科書の記述も
「いい国(1192)作ろう」鎌倉幕府が「いい箱(1185)作ろう」・・・
 に変わったり
「聖徳太子」を「厩戸王(聖徳太子)」と書くことになったり
してるんですよね。

そう、“絶対的”な辞書と思う代わりに
私たちの“辞書”はいつでも書き換えることが出来るし
自分自身が必要だと気づいたらいつでも
変更すればいい。

 今のところは、あなた自身の“自分の辞書”についての“辞書”の
 この部分だけ、変更しておいて頂けませんか?

はい、提案です!

(初出 アメブロ“ひじま・まさき”のブログ 2015.5.5 一部改編)
http://ameblo.jp/awakeners/


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こちらのHPで紹介しています。→ https://team-awakeners.com/

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