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▽▲1+1=2、1−1=0 それでも真っ向から対立しますか?▲▽

▽▲1+1=2、1−1=0 それでも真っ向から対立しますか?▲▽

あるところに、2人の人がいます。

その二人の意見は、現状、相容れません。

さて、ここで問題です、この場所にいる
人の物事を成し遂げる力は、何人分でしょうか?

算数で言えば、単純に
 1+1 ですから 2(人) でしょう。

しかし、その二人、意見が相容れないのですから
相手の邪魔をするかもしれません。

一人分の力を一人分の力が邪魔するので、1+1は、

1−1 の形で働き、 0(人) といえるかもしれません。

あるいは、
特撮映画のように、その二人が戦い合って
その周りが戦場となってしまい、あたりを
焼け野原にしてしまうとすると・・・
復旧にたくさんの量力が必要となるでしょう。

すると、1+1は、
1(戦い)1 となり、 −∞(人分) かもしれないのです。

たとえ話として、算数に置き換えると
とてもシンプルで、納得しやすいのかもしれませんが

これが、実際の対立場面、

まさに利害が絡む関係では、そう簡単にいかないのも
一つの現状かもしれません。

では、仮に、あなたが、
「対立状況では、1+1が か、ー∞になる」
と知っている人として、そこから、その2人に
何か、アドバイスできるとしたら、
どんなことをアドバイスするでしょう?

…すでに、いろいろなアイディアがある方も
 当然いらっしゃるでしょう。

その時、表面的に
「けんかはダメよ!」とか「仲良くするんだぞ!」
では、事態が動かないことは
経験的にもお気づきのことでしょう。

つまり、無理矢理にくっつけても、
仲良くなるどころか、両方に不満が残る状態に
なる可能性が高いのです。

…場合によっては、第3者が却って恨まれる
 なんてことも起こり得ます。

このような場合(とくに、意見が相容れない)ときには、
互いの意見を交わし尽くすことが必要になります。

 僕らの子供の頃のけんかだと、
 「とことん、やり合う」(近頃は許されないのかもしれませんが)
 ことで大親友になった・・・と言うやり方に近いでしょう。

それが、大人の、しかも意見の相違だとしても
互いの意見を交わす・・・表面的ではなく
最終的に目指す形

 自分がどんな結果を(得る価値)を手に入れるのか

これが満たされることなしには、対立は解決の
糸口さえ見つけにくいでしょう。
そして結果として、意見をぶつけ合う、2つ(人分)の力は、
行動を始めるや否や
 0(ゼロ)あるいは、−∞(マイナス無限大)
を現実に反映させるかもしれません。

NLPでは、互いの主張をこのとことんしあい、
その共有点を発見する考え方に、

 「肯定的意図」の発見 があります。

どんなに、相容れない意見同士であっても、
少なくとも(当初はそうかもしれませんが)
互いが傷つけ合う、あるいはつぶし合うことを
望んでいるはずはないと思いませんか?

 そのような「否定的な意図」を超えて
 互いにとって、「肯定的な果実」はなにかを
 発見していくのがこの考え方です。

 ある関係性では、
  物質的な分配が効果的かもしれません
 別の関係性では
  両者にとっての新しい価値を見つけることかもしれません

いずれにしても、意見、考えの正面衝突をさせる前に
互いにとってプラスになる「肯定的意図」を発見すること。

これだけでも、
まずは1+1をマイナスにすることを避けることが出来、
さらにまた、1+1で新しい価値・・・場合によっては∞の
ものを見いだすことが出来たとしたらいかがでしょうか?

2人の人がいます。その二人の意見は、
現状、相容れません。

ここで問題です、この場所にいる
人の物事を成し遂げる力は、何人分でしょうか?

それを、当事者として、無限大にすること
あるいは、NLPプラクティショナーやコーチ、
コンサルタントとして、その両者の価値を無限大にすること

ここにも、NLPの学びを実際の場面で生かす
チャンスがたくさん隠れています。

ではまた。

Image credit: wavebreakmediamicro / 123RF ストックフォト

(初出 Facebook NLPフィールドCafe2014.7.2 一部改変)
http://www.facebook.com/nlpfieldcafe

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