これまでに、少なくとも一度や二度、
「あの時、ああしていればなぁ」とか
「あの時、あれさえしなければなぁ」とか
思ったことあると思います。
でも、今のところ時間を移動する術は、
ないので、“過去”は変わりません。
本来的には、変わってもらっても困るんですよね。
仮に、自分の、今ここに居る状況が、
「過去の出来事」によって
望んでいないものになっていたとしても
変わってもらっては困ると思うのです。
(過去が変えられる世の中になったら、それはそのときに考えます)
というのは、
その出来事が起こった結果としての「今」は、
自分一人のものならばいいのですが、
そうではなくいろいろと他の人を巻き込むことに
なっちゃいますから。
ということで、“過去”を変えるというのは、
今知りうる世界の仕組み(物理学とか)から言っても、
もちろんそれを土台にする科学技術からいっても
できません。
しかしながら、あの時の取り戻したい「出来事」は
自分自身にかなり「ダメ出し」攻撃を
する場合があります。だから「過去を変えたい」って思う
少なくとも僕自身はそう思いました。
ここで、考えておきたいのは、
あの日、あの時、あの場所で、
あの選択をした“自分”がいたと言うこと。
過去を変えるということの部分には、
出来事を変える、だけではなく、
そのときにその判断をしてしまった
自分自身(の基準や発想)を変える
ことがなければ、
仮にその過去が“変えられた!!”としても
避けたかったの出来事をクリア出来ても
同じような状況は、やってきます。
そのときに、自分自身が変わっていなければ
結果、遅かれ早かれ、同じような
「避けられたら良かったのに」という
行動を取る可能性が低くないのです。
つまり、過去は、その過去なりに
私たち自身の学びや成長に
・・・次に同じようなことに出会った場合に
繰り返さないこと
として、“今”の私を作っているのです。
その“学び”を得ることなしに、
あなたが“過去”を否定し続けると、
その“避けたかった過去”を作り出す
あなたのままで明日を作っていくことに
なってしまうかもしれません。
そこで、今回のテーマは
「“経験”を糧(リソース)に」
で進めていきます。
そして、(すくなくとも過去を変えられない今)
過去は、あなたを責めるものではなく、
あなたの今日と、未来とを創る“糧”にするものである。
という視点でコーチ/コーチングを
探求していきます。
http://aibou-coach.blogspot.jp/ 2016.4.20改編)
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