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臨機応変を文字通りに体現する

臨機応変を文字通りに体現する

 機(会)に臨んで、変(化)に(対)応する
        四字熟語を日本語訳すると…

 
「そこんとこ臨機応変に」と指示を出して、
 具体的なことなしに、提出すると
「あぁ゛〜何でわかんないかなぁ」…という上司。

 上司からの指示で「臨機応変に」に困った
 記憶があるのですが・・・
 もしも、その当時、上司とゴールを充分に
 共有できていたら、随分状況変化への対応も
 それで手に入る結果も違ったのだろうなと
 今更ながらに思います。
 あなたにもそんな経験はありませんでしたか?

 しかしながら、自分を手伝ってくれる人
 (同僚、部下、業者の方達)が、「臨機応変」に
 対応してくれたら、これほど楽で心強いことは
 ありません。

 ちょっと、都合の良い発想?かもしれませんが
 “変化”への対応は、個人であれ、組織であれ
 望まれていることであるのは間違いありません。

 アドリブと臨機応変

 “アドリブ”という言葉は、テレビの影響もあってか
 比較的会話の中に入れても違和感が
 なくなってきているのではないでしょうか?
 その場で(台本にない)演技をしたり
 セリフをいうことですが、これも臨機応変の一例
 です。
 よくよく考えれば、私達の日常に台本はありません。
 筋書きも、想定や準備はするものの
 その通りに進むことばかりではありません。
 ましてや、監督が居たり、編集ができる訳でも
 ありませんから、結局のところ

 “人生はアドリブ”ですし、“日常はアドリブ”です。

 私達は、そもそもが「臨機応変」できるように
 毎日過ごして(鍛えて)来たのですよ。
 ・・・って言ったら、驚きませんか?

 日常に起こる出来事には、
 ラッキーな出来事もあれば、そうでも無い出来事も
 アンラッキーな出来事もあれば、そうでも無い出来事も
 ありますよね。
 とりわけ、アンラッキーな出来事に対して
 どのように対応してきましたか?

 環境や状況をどのくらい味方にしましょうか?

 NLPの考え方のなかに「利用法(ユーティライゼーション)」
 と言うものがあります。
 まさに、そこにあるもの(≒私達の周りにあるもの)を
 どのように活かせるかという発想を持つことですが
 
 あなたの周りは、今どんな環境ですか?
 今、あなたにはどんな能力がありますか?
 
 それについて、ひと呼吸置いて探ってみてください。
 まさに「現状把握(今どんな環境?)」して
 それを利用できる方法、それに利用できる能力を
 探るわけです。

 灯台もと暗しと言いますが、意外に私達は
 自分の周りにあるもの、自分自身にあるものを
 丁寧に扱っていません。
 そして、自分を中心とした可能性を雑に扱うが故に
 「自信」が持てないと感じ易いのかもしれません。
 …自分について、確認不足だったら、
 信じられることも信じにくいですよね。

もうすでにお気づきでしょうが、
「臨機応変を文字通りに体現する」ことで
私達は、自分自身を信じる具体的な自分の能力や周りの環境に
気づく(手に入れる)事ができるのです。
自分に自信が持てはじめたら、環境が変化しても
「それにも対応できる」自分を知っていますから、
さらに「臨機応変」に動けはじめることになるでしょう。

その入り口として、自分自身の心の状態を整える。
その方法の一つとして、NLPのスキルを
いくつか手に入れておくと、知識だけでなく
実践方法とその練習が可能になります。
…文字通り、あなたの自信のバージョンアップに
 繋がるはずです。

(初出 メルマガ “心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2014.11.28 一部改編)
http://nlpfield.jp/mailmag01/

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