【今週のひと言】
事実というものは存在しない、あるのは解釈だけだ。
(フリードリヒ・ニーチェ/ドイツの古典文献学者、哲学者)
There are no facts, only interpretations.
Friedrich Wilhelm Nietzsche.
「なぁ、怒ってる?」「怒ってないよ」
「ねぇ、怒ってない?」「怒ってないよ!」
「ほんっと、怒ってなよね」
「しつこいなぁ、怒ってないって、言ってんだろ!バカヤロ!」
この状況を傍から見ていると、
「あ〜あ、気にしなかったら良かったのに。
結局、怒らせちゃった。」
…怒っている“よ・う・に・見えた”ことに、
意識しすぎて結果怒らせてしまった
そんな経験ありませんか?
(彼氏、彼女、親、兄弟、上司…なんかに(笑))
実際の所、私達は相手の表情の変化を見て
相手の心情を読みます。
しかし、本当のところは相手にしか分かりません。
また、同じ食べ物でも、
それを、好きな人もいれば、嫌いな人もいます。
味に特徴(クセ)が強いモノであればあるほど
“好き”の度合いも、“嫌い”の度合いも大きくなるモノ。
すべてのモノは、だれかに気づかれても
気づかれなくっても、そこに存在します。
それに興味を持つか持たないか。
それを好むか、好まないか。
それは、受け手次第だということ。
あなたが悪い、私が悪い
あなたが良くて、私が良い
あなたが劣っている、私が劣っている
すべて、まずは、話し手の基準です。
あるいは、話し手が選んで使って居る基準です。
40を越えた僕でも、
高校の同窓会に行って、先輩方の話に加われば
「若いねえ」と言われるし、
高校の同級生との話になれば、
「お互い、おっさんになったなぁ」
ってこと。
もしも、他のだれかを傷つけるので無ければ、
(これは僕の価値基準です)
自分の“都合の良い”基準で、自分を解釈する
ってのはどうでしょうか?
ときどき、自分がアピールしたいところで
遠慮したり、謙遜したり…もったいないですし、
自分が、素直に相手を受け入れる、尊重したいところで
自分の自慢をする、虚勢をはる…もったいないですよね。
どんなことがあっても、自分は自分
あなたの大切のだれかは、あなたの大切なだれか。
それでいいじゃないですか。
そして、そのことと、“評価は解釈に過ぎない”ことを
知っているだけで。
今週も良い一週間を。
(初出 アメブロ “想いから実現への翻訳家 コミュニケーション・イノベーター”2014.11.10改変)
http://ameblo.jp/awakeners
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