戦国ドラマのあるシーン
大群に攻め立てられた大将が
「万策尽き果てた・・・
もはやこれまで」
と城を爆破してしまう。
その頃の日本の武士は、散り際の潔さを
大切にする部分がありましたから
逃げて、生き延びて
リベンジするという
発想には、なかなか繋がりません。
一方、そのライバルは、
武士の出身ではありませんでしたので、
あらゆる発想をし、
できる限りのことを
なりふり構わず
実践しました。
ですから、日本一の出世をした
といわれています。
・・・もう、お気づきだと思いますが、
柴田勝家と豊臣秀吉
の2人のエピソードです。
私達はときとして自分自身の
ある種のこだわりが
目の前の可能性を排除している
場合があります。
学生の時代の試験のとき
「この問題、シンプルすぎる
何か裏があるはず・・・」
でひねった答えを書いては
結果、素直な回答が正解だった・・・
深読みしすぎというか、
問題を読むのではなく、先生との
心理戦にこだわる(笑)
もちろん、自分の大切にしているモノを
捨てる必要は無いし、曲げる必要も
ありません。
しかしそのことが
あなた自身、自分自身の選択肢や
行動の可能性を
奪っていないかを
確認したいわけです。
その上で、もし可能性を奪っていたとしたら
ちょっと一工夫
これまでは。
A.こだわりの眼鏡で → 方法を見つける。
を
B.方法を見つける → こだわり眼鏡で選定する。
に変えます。
ちょっとした順番の変更なのですが、
最初に出来るだけ可能性を広げるには
後者のやり方が役に立ちます。
A.のやり方は「こだわり」は、
問題発見の際、制約になるのですが、
B.のやり方では、「こだわり」は
方法を洗練させる審査員に
なるのです。
慣用句で
「三十六計逃げるにしかず」
という言葉がありますが、
一見「負け」に思える「逃げる」
ことまでも勝つための「策」に
出るとしたら・・・
万策・・・尽きるまで試すのは
ですよね。
Image credit: lightwise / 123RF ストックフォト
(初出 Facebook NLPフィールドCafe2013.6.26 一部改変)
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