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▽▲知らずに作っている“枠”が対立を作る▲▽

▽▲知らずに作っている“枠”が対立を作る▲▽

混んだ電車やバスの座席。
一人の人が、傍から見れば
迷惑なことに、足を広げて
二人は座れそうなスペースを
独り占め・・・。

仮に自分が座りたくなかったとしても
不快だったり、憤りを感じる
かもしれません。

もしこれが、
ほとんど人が乗っていない車両だったとしたら
どうでしょうか?

もしこれが、
明らかにケガをしていて、
やむを得ず二人分のシートを使っていたとしたら

私達の感情・・・言い換えれば行動の
動機となる物事は
思った以上に、その物事その物よりも
その物事の意味づけが
大きく働いています。

子どものとき、兄弟や友達と
何かを取り合いするときには
そのお菓子や玩具が
人数分に足りないときに
その争いは起こります。

その状況が、争うための条件
「枠」を作っているのです。

例えば、ビジネスでの競合相手は
共通のお客様への限られた案件を
取ろうとしていれば
提案合戦、見積合戦ですが、

それぞれのキャパシティを越える
大きさの仕事をこなすときには
共同でやる、共同戦線を貼ることに
なるでしょう。

(先日の各国のレスリング協会が
  IOCに対して働きかけるときに
  イラクとアメリカの動きが
   最近の具体的な例でしょう)

つまり、私達が何かと戦うとき
かならず、それを戦いに誘ってしまう
条件を作る『枠』があると言うこと。

すると、
私達は争う相手を知るだけでなく
争いが起こっている『枠』を知ることが出来たら
もしかすると、その争いそのものが
意味のないものになる
事もあり得るのです。

例えば、玩具の取り合いをしていた兄弟に
友人が、「一緒にサッカーやろうぜ!!」
と声を掛ければ、
争いに子どもを誘っていた限られた玩具の数は
その玩具を使わないで遊ぶという
遊ぶための土台、枠組みが変わったのですから
もはやそこには争いが必要がなくなる。
ということになります。

荒唐無稽なことかもしれませんが、
宇宙人が地球を侵略してくる!何てことになれば
少なくとも、地球人同士の
争いはなくなるんでしょうね。。。
・・・地球環境については
   本当に地球人一丸となって
   守るための共同戦線を
   貼る必要がそう遠くない未来には
   でてくるきがしますが。

同じ事が、私達、自分自身にも
起こっていることにも、
気づいてみませんか?

例えば、
自分が思ったように上手くいかなくて、
自分を責めてしまうようなとき。

自分は自分が思い通りにするための
大切なパートナーですから
そんな自分を責めるのは
自分にとって為にならないとは思いませんか?
(自分だらけでややこしいかもしれませんが・・・)

他人を責めたり、攻撃したりするとき
あるいは
自分を責めたり、攻撃したりするとき
もしかすると
私達は『枠』にとらわれていたのかもしれません
そして、ときにはそれ以上に適切な
『枠』を作ることが出来るのかもしれません。

そしてもし、この『枠』が
役に立つとしたら、是非あなたの
生きる為のレシピの一つに
加えてみて下さい。

Image credit: artag / 123RF ストックフォト

(初出 Facebook NLPフィールドCafe2013.2.19 一部改変)
http://www.facebook.com/nlpfieldcafe

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