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“親切のつもり”が単にお節介になるとき

 聞くか聞かないかは相手次第。

 今回の場合は特にちょっとした相手への
 アドバイスのときに起こりがちな事かもしれません。
 
 私達一人一人は、それぞれ大切にしていることや
 あるいは着眼点、興味が異なります。
 ですから、自分以外の誰かからの意見は
 少なからず、発見であることが多いのです。

 思い出して見て下さい、
 そのとき、こんな風に感じたことは
 ありませんか?
 まるで読みかけの推理小説の犯人を
 知りたくないのに“無理矢理”
 教えられてしまった様に・・・。

 僕はありそうです。

 いずれにしても、自分が納得して
 行動したい傾向の強い人にとっては
 言われたこと、アドバイスをそのまま
 実行することは少ないのです。

 第2ステップがポイント、あなたが
 “気づいた”ということを押し売りしてませんか?

 親切でお伝えした、アドバイスは
 言うまでもなく、役立つことですが
 それには、教えてくれた人への信頼が
 必要になります。

 もしも、アドバイスを受けた側が
 無理矢理押しつけられた、
 話を聞いてもらえなかった、横暴だ
 に似た感情を持っていたとしたら
 どんなすばらしいアイディアも
 受け入れるどころか、“大きなお世話だ”と
 否定されるかもしれません。

 そこで、必死にあなたが、あなたの
 アドバイスのすぐれた点をどれだけ
 アピールしても、事実はどうあれ
 それ以上のアドバイスは
 “手柄の押し売り”になってしまうのです。
 手柄を押しつけられた側は、
 ・・・私はそんなに解決力がないと
    思われているのだろうか?
 という感覚を感じます。

 それが行きすぎると、相手は
 「馬鹿にされている」様に感じ
 結果、強く“拒否”されてしまうでしょう。

 親切心からでも、
   「相手を尊重する」を落とさない

 基本は、互いに尊重し合うことから
 信頼関係って始まると思うんです。

 ですから、相手のことを思うが余り
 手取り足取り。相手が望んでいるのならば
 良いと思いますが。

 相手の方も、あなたのアイディアを
 選ぶことも、選ぶ権利もある訳です。
 もしかすると、他にも
 色々なアイディアを持っているかも
 しれないのです。

 ですから、自分がお伝えしたい
 アイディアを伝えたら無理強いしない。

 実行するときに、必要だったら
 声を掛けてもらう。
 
 相手の方に、選ぶスペースを
 準備しないことには
 相手の方も、窮屈で押しつけられ感
 いっぱいで、返って不自由になります
 から。

 親切心から、だからこそ相手を尊重すること
 せっかく・・・が減る
 心の使い方だと思います。

 では良い週末を!

(初出 メルマガ “心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2013.7.12 一部改変)
http://nlpfield.jp/mailseminar.html

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