子供の頃、上手に叱られるために
お父さんやお母さんの
“機嫌が良い”タイミングを見計らって
「悪さをした」自白をしませんでしたか?
・・・思い出し笑いをした方も
いらっしゃるかもしれませんね。
叱る相手が、
機嫌が良いときとそうで無いときでは
叱られ方の大きさが違います。
機嫌の良さと「悪さ」の大きさの
組み合わせによっては、
「無罪放免」になるコトもしばしば。
良くも悪くも、叱られるには
相手が「機嫌が良い」ときがいい。
・・・子供のときだけではなく
会社に入ってからも
場合によっては、生き抜く「知恵」として
活用していた・・・
なんてこともあるかもしれません。
この「機嫌が良い」ときには、
良いことがあったり、
落ち着いていたりします。
そのときには、受ける刺激(ここでは“悪さ”)
に対しても、色々な側面、要素を
見ることができます。
(いってみれば「悪さ」の言い分)
すると、一定の理解を示すことが
出来ることになります。
・・・物事をより深く、公平に
見てもらえる。
だから、叱られ方も質が変わります。
叱るのが
今の感情の解放、相手を謝らせるため から
未来の望ましい行動を作る へ
変わっているのかもしれません。
つまり・・・機嫌が良いとき、心は将来を
見据えることも出来る様です。
そして、これもまた「心の余裕」の1つの
状態を示しています。
とはいえ、叱る側になったときには
いつも「機嫌が良い」というわけには
いきません。
ときには、ついつい、感情任せに怒ることも・・・
こんなときに、ちょっと試してみませんか
相手に向き合う前に
「今日は機嫌が良い」と何度かつぶやいてみる
それに加えて
「(叱る相手)の行動がよりよくなるためには
どんな点を見つけて、気づいてもらえば良いんだろうか?」
・・・「機嫌が良い」ときの“やり方”を
意識的に、言葉を使って“再生”してみる
わけです。
もっとも、もし、怒鳴りつけた方が
相手にとって、よりよい行動が出来るとしたら
それを否定するモノではありません。
しかし、怒鳴りつけるより、
相手に、よりよい方法を見つけてもらったり
アドバイスをしながら、協力して見つける方が
よりよい行動を生み出すとしたら・・・
ぜひ、お試し下さい。
どうしても
機嫌が良くなれないときでも
行動や、考え方、やり方を使って
一番良い時の方法を
自分の中から引き出してみる。
・・・これもまたNLPの日常での
活用方法の1つです。
(初出 Facebook NLPフィールドCafe2012.6. 6 一部改変)
http://www.facebook.com/nlpfieldcafe
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