ご存じかもしれませんが、
私たちの神経というのは違いを
感知してその情報を伝達します。
ですから、大きな音が聞こえているときや
ちょっと花の香りのきつくても
その内、慣れてきます。
音や香りに変化がなければ
私たちの神経回路は慣れてしまいます。
極論をすると、私たちは
毎瞬、毎瞬、違いにどのように気付くか
その情報を集めて色々な判断を
していると言えるかもしれませんね。
私たちの神経回路がそういう性質を
もっているとするならば、
私たちは違いを見つけることができる
力を元々持っていることになります。
一方で、脳は、全ての神経の情報
毎瞬、毎瞬、起こっている様々な違い
全てに反応していては、
必要な判断や状況把握ができませんから
ま、適度に違いの大きさや頻度を
勘案して、ある一定レベルの違いならば
「変わっていない」と処理をする
性質も持っています。
つまり、
神経は沢山の違いを知る力を持ち
脳は大まかな区別と共通点をまとめる力を
持っているんです。
ですから、私たちは
脳の物事をまとめるレベルの調節を
NLPのスキルを通して、できるように
なっていきます。
すると、
とても微細な違いに気付くようにもなれますし
とても効率よく物事を処理できるようにもなります。
また、相手とのコミュニケーションから
違いを見つけ創造的なアイディアを見いだすこともできれば
共通点を見つけ、強力を作るための信頼を
深めることも出来る様になるのです。
さて、私たちは、
物事が上手く運ぶときもあれば
行き詰まってしまうこともあります。
うまくいっているときにはその方法の
特徴(共通点)を見いだして学ぶと
将来、同じように上手くやりたいときに役に立ちます。
一方、行き詰まっているときには
まずは、一歩、前でも後ろでも、右でも左でも
上でも下でも、ななめでも。
動いて、なにか〝違い〟を創り出してみましょう。
普通に生活を考えるとき、〝一歩動く〟程度の違いは
脳が、「ほとんど変わらない・・・同じだ」
そう処理をしてくれるでしょう。
しかし、ここは〝違い〟をつくると言う思いを持って
自分で決めて創り出した〝一歩〟の違いを
丁寧に観察してみましょう。
せっかく、神経が、私たちの周りに起こるありとあらゆる
変化を余すとこなく受信してくれているのです。
ここは、脳の使い方、意識の使い方を
すこし、〝違いを見つける〟チューニングで
どんな視点や、感覚、気持ちや論点が見つかるか
それを見つけてみて下さい。
すると・・・〝一歩〟の違いは
あなたの世界を変えているかもしれません。
まさに。千里の道も一歩から。
その小さな一歩が、大きな違いを
作り始めるかもしれません。
大きな共通点と微細な違いを
見つけながら、私たちの世界は
自分自身で自分をチューニングすることが
できるのですから。
(初出 Facebook NLPフィールドCafe2012.3.6 一部改変)
http://www.facebook.com/nlpfieldcafe
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