【今週のひとこと】
ちょっとしたことが完璧を生み出す。
しかし、完璧は些細なことではない。
ミケランジェロ・ブオナローティ
Trifles make perfection
, but perfection is no trifle.
Michelangelo di Lodovico Buonarroti Simoni
良くある物差しの一番小さな目盛りは1mmです。
子供の頃は芯が太めの鉛筆を使っていたので
それでも狭いなぁと思っていたものですが…
1mmの精度で上手に合わせて線を引いた思っても
少し長めの線を引こうとしたとき、
その1mmをいい加減に(目盛りピッタリではなく測る)
扱ってしまったとき、
引いた線は結果として引こうとしていた線から
ずれてしまいます。
…斜めになってしまいます。
1mmの精度ですから、いい加減に扱っていたとしても
誤差は1mm以下…あの細かい目盛り分以下
0.何mmですが、
欲しい結果とはずれてしまうことがあります。
小さな違い…些細なことであったとしても
そこには“違い”が存在していると言うことです。
そして、その些細な違いについて、
それに、気づいていなければ、
その結果に困惑してしまいます。
どう対処、改善したら良いかに困ってしまいます。
そう、ほんの些細なことが
大きな違いを作ると言うこと。
さらには、その違いが織り込み済みであれば
予め、準備が出来るということ
予め、やり方を変えることが出来るということ
では、ミケランジェロのいっている“完璧”とは
どこにあるのでしょうか?
僕は個人的には、
その人の完璧さにある
そう思っています。
その完璧さというのは
自分の“完璧な”ところと同時に
自分の“完璧ではない”所に気づいている
自分への理解の完璧さ
だったんじゃないかと。
自分自身のありのままを表現するとき
そこに結果として、“完璧”が
現れてくるとしたら、
もちろん、今取り組んでいることに
真摯に向き合うこと。
そして、今、自分ができること
上手くやれることを上手くやり
上手くやれな買ったことに対して
今できることをやり続ける。
その意味では、
永遠に固定された“完璧”というのは
実は存在しなくて
常に、今、最善を尽くすことで
限りなく“完璧”に
成果物も自分自身も近づけていく
言うものでは無いのだろうか
って思います。
そして、それに近づくための
一歩一歩は、きっと
ほんの些細なことであっても
不思議ではない…そう思いませんか?
(初出 アメブロ “想いから実現への翻訳家 コミュニケーション・イノベーター”2017.3.6 改変)
https://ameblo.jp/awakeners
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