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全てを“利用”するという発想・・・対立の扱い方

全てを“利用”するという発想・・・対立の扱い方

対立は“力”を消耗し、協力は“力”を活用する

 会議や打ち合わせ、新しい事を始める
 あるいは、物事より良くしていこう

 ・・・特に、変えていこうとすると

 意見は対立することが少なくありません。

 正直、全てに人が議論好きではないでしょうから
 できれば、話を丸く収めたいと思ってしまうところ。

 そうです、“対立”は消耗するんです。
 行ってみれば、対極にいる相手を
 遠路はるばる自分の意見に賛同させるという難題。

 相手の意見に賛同“させられる”のはゴメンだと
 いう意識が働けば、互いに相手の意見を
 「聞きゃぁしない」
 その分さらに余計に労力が・・・。

 対立は議論であれ、行動であれ“力”を消耗します。
 それぞれ反対の方向に綱引きするようなものですから

 同じ方向に“協力”すれば、
 もっと軽い力で進めるはずだ

 ・・・んなことは、わかってます・・・よね

 必要な対立、不必要な対立

 対立が起こるとき、多くの場合は
 “自分の意見は正しい”と信じています。
 そして、これはこれで大切な事。
 自分の意見、思いに思い入れがあるからこそ
 本来はそのぶつかり合いによって
 意見が“磨かれる”のですから。

 ・・・では、単なる“対立”と磨かれる“議論”とは
   何が違うんでしょうか?

 議論の始まりも“対立”であることは多いのですが
 途中に大きな分岐点があるのです

 それは、何のために“議論・・・対立”してるのか
 ということ。

 自分の意見の正しさを主張、証明し合っていると
 これが徐々に単なる“対立”で終わってしまいます。

 もちろん“自分の意見”について思い入れが
 あることは大切な事です。

 そして、それ以上に、
 何のために今、意見を交わしているのか
 違う意見を戦わせて“得たい結果”を
 得ることが大切だということ。

 ・・・つい、ここ考えから落ちちゃうんですよね
   だって、自分の意見通したいですから。

 ところがもし、あなたが押し切ろうとしていた
 あなた“だけ”の発想の意見が
 その会議の中の『ベストチョイス』で
 なかったとしたら
 ・・・その責任はどうしましょうか?

 頭ではわかっても、気持ちがそれを許さない
 ・・・“許す=迎え入れる”という発想

 意見の違いは、そのまま同じ事実の
 複数の見方だということが出来ます。

 “対立”する意見があるということは、
 それぞれに、一長一短があるということに
 なります。

 つまり、ゴリ押しして押し切ったとしても
 “一長”は得られても、“一短”は残る
 相手の意見の、“一短”は避けられるけれど
 “一長”を失う。

 頭ではわかっていても・・・ですよね。
 気持ちが許さない・・・ですよね。

 その時に、許す・・・意見を聞くメリットに
 気づいているとしたら
 こう、自分に尋ねてみて下さい
 「もし、相手の意見を迎え入れることを許したら
   なにが“困りますか”?」と。

 なかなか、エキサイトしていて
 「そんなに冷静に・・・いくかよ!」
 のときもあるでしょうが、
 ふと、我に返ったときで良いので
 「もし、相手の意見を迎え入れることを許したら
   なにが“困りますか”?」と尋ねてみて下さい。

 その“困り事”を解消さえすれば
 相手の意見を迎え入れつつ、
 さらにいい“磨かれた”意見を創る。
 対立“していた”意見を元に
 互いが“協力”を築く発想の転換です。

最終的には、コミュニケーションの土台である
“ラポール(信頼関係)”から始める
と言う一言で言い切れちゃうのですが、

意見の対立、自分の意見へのこだわりは、
スタート時点で、「“対立”姿勢」が先に創られがちです。
ですから、最初に
「相手の意見を迎え入れて、自分の意見をバージョンアップする」
という“利用する”という姿勢を、
相手に示唆して、自分も頭の片隅に置いておくのも
いいかもしれません。

感情的になることを決して怖れる必要はありません。
そのことに気づいたときに、
もとのゴールを再点検し、軌道修正をすれば良いのですから。

NLPは、必ずしもパーフェクトな行動をつくるのではなく
どんな行動の結果であっても、次のより良い行動を
生み出せるトレーニングをしていきます。

(初出 メルマガ “心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2016.10.14 一部改編)
http://nlpfield.jp/mailmag01/

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