昨日の疲れが抜けない朝
明日の会議に気が重い午後
お客さまからの緊急オーダーで忙しい夕方
こんなときに、状況が分からず
同僚、後輩に話しかけられて・・・
「あぁ、なんだか雑に扱っちゃったな」
「あぁ、ちょっと邪険にし過ぎたかな」
自分の状況が落ち着いたときに
軽く自己嫌悪・・・。
そうなんですよね。
疲れがないとき、
気がかりがないとき、
心と身体に余裕があるとき、
私達は、私達が望むような、
親切さで、あるいは、
優しさであるいは、
熱意で、あるいは、
優雅さで、
相手と対したり、話を伝えたりすることが
できます。
そして、仮に
疲れがあっても、
気がかりがあっても、
心と身体に余裕が足りなくても、
もしかすると無理をしているのかもしれませんが
ある程度の
親切さで、あるいは、
優しさであるいは、
熱意で、あるいは、
優雅さで、
相手と対したり、話を伝えたりすることが
できます。
当たり前のことですが、自分自身の状態が良いとき、
疲れがなく、気がかりがないような、
心と身体に余裕があるときには、
少々、キツイ(けんか腰の)会話であっても
冷静に丁寧に対応出来ます。
自ずとお気づきでしょうが、
準備しておくと良いのは、当然、
自分の状態が良くない、心と身体とに
余裕がないときです。
そこで、まず、気づいておいておきたいことは、
自分もまた、
感情の起伏を持った“人間”なのだ
イラッとしたり、ときには“雑”な対応をする事もある
ということ。
そして、相手もまた
感情の起伏を持った“人間”なのだ
“雑”に伝えた言葉が、気にならないこともあるのだ
ということ。
今、会話の状況が(感情的に)険悪になっていた
としても、まずは、相手の返答を確認するのですが
多くの場合、
自分の「言い過ぎたかな」とか「あいつはけしからん」
というように、自分の判断、気持ちに意識が
行きがちです。
もちろん、意見の相違を受け入れろというのではありません。
ただ、相手の伝えたいことを、できるだけ
公平な・・・良い/悪いの判断を外して
一旦、受け取る・・・会議の議事進行で喩えれば、
「言ってくれたとおりに、板書する」様な感じです。
全ての人が、あなたの発言、言い方、態度に
それぞれの人のやり方で、意見、受け止めを
覚えることになりますから、
その全てを、気にしすぎても仕方がありません。
どんなに沢山のファンを持っている人気者にでも、
アンチファン(嫌っている人)はいるものです。
それよりも、あなたにとって、あなたのために
もしくは、互いにとって、互いのために
役に立つ情報(ここでは、意見、異論・反論、受け止めなど)を
共有することに、意識を向ける方が
良いと思うのですが、如何でしょうか?
もちろん、議論・・・が悪口大会になりかけたとき
あなた自身と、その話の場との状態を良くするために
状態の管理が大切になります。
全体で言えば、休憩をとって、
空気を入れ換える(場の空気を変える)。
・・・コーヒーブレイクをつかって
非公式会談の状態をつくる。
のもいいかもしれません。
さらに、ブレイクの後の、
互いの意見の相違を理解して、
共有点を見つけるために、
自分自身の状態をコントロールする方法や、
相手との意見の相違の構造について
知っておくことは、
「まとまらない話し合い」のスムーズな改善
打開に役立つはずです。
この「対立する、まとまらない」コミュニケーションへの
アプローチは、僕自身もお伝えしたい中身の一つです。
機会があれば、直接お伝えできると
嬉しいです。
いずれにしても、議論対立を必要以上に怖れる代わりに
何が起こっているのか、そして、どのポイントに
意識を向けて、次の一歩を歩み出すのかを
お伝えできればと思います。
(初出 アメブロ“ひじま・まさき”のブログ 2014.5.27 一部改変)
http://ameblo.jp/awakeners/
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