可能性の探究の仕方にはいくつか方法があります。
そして『どこを探るか』でも、
まだまだ、未開の場所があるのに
お気づきでしょうか?
例えば、制限や制約のある場所。
あるいは、限界のその先。
先日お伝えした、コロンブスの例が
常識として限界(と思われていた)
その先を探った例かもしれません。
制限や制約、限界は、
理由が合って制限や制約があり、
理由があって限界があります。
例えば、20年前のIT技術では、
今の高性能のスマートフォンは作れませんでした。
最近のスマートフォンの処理能力は
20年前のちょっとしたスーパコンピュータ並だ
とも言われるのですから。
当時から見れば、限界を超えた大きさで有り、
処理速度です。
しかし、その当時から、同じ面積、体積で
処理できる能力を高める(回路を小さくする)
やり方の基本的な考え方はありましたから
コンピュータにおける、限界の突破は、時間が
(もちろん、技術者の方の研究開発の努力もが)
なしえた結果です。
今ある限界は、明日もまだ限界とは限りません。
それを可能にするのは・・・“何が限界を創っているのか”を
探求すること。
上の例で言えば、電子回路を小さくする技術の進化度合い
と言うことになります。
そのことが分かりさえすれば、限界は気合いや、根性で突破するのではなく
電子回路の小型化技術の開発という具体的で現実的な
研究プロセスにできるということになります。
あなたにとってその限界を“限界”にしているものは
何かを探求することで、あなたの可能性は大きく広がります。
制限や制約はどうでしょうか?
自分が何か“制約”だと“判断して”いたとするならば
自分自身がその制約を“制約”としているものが何かを
探求する事ができます。
一方で、ほかの誰かが“決めて”いた“制限・制約”だったら
どうでしょうか?
まずは、だれが“決めている”のかを探求できますね。
そしてそのうえで、その人が“何を大切にしているから”
・・・何を達成しようとして、あるいは
何を避けようとして、
その“制限・制約”を決めたのかを探求する。
ここが発見できれば、それを達成するような
あるいは、それを避けられるような、
具体的な方法を探ることが出来るはずです。
どんな課題も、実は解決のための糸口、根っこがあるものです。
そして、その糸口、根っこが
あなたの中にあるのか、あなたの外にあるのか
丁寧に分解して、丁寧に具体的な方法を見つける。
シンプルですが、確実な前進方法はここにあるのです。
ぜひ、このスタートに、あなたの“今”本当に
抜け出したい状況、あるいは、手に入れたい状態へ
踏み出すのを提案しますよ。
(初出:あなたの相棒、賢いコーチの使い方
http://aibou-coach.blogspot.jp/ 2015.1.7改変)
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