扇子がお箸に、掌がどんぶりに
最近は出かけてませんね・・・落語
落語家さんが、目の前で、
ソバを食べるシーンを演じる
扇子の箸がまるで、そばに絡む出しを
適度に切るしぐさ、
そして、そこから、音を立ててすすると
そこには、麺が見え、どんぶりが見え
麺の質感(美味しそうなモノ、
伸びて不味そうなモノ)
演者と観客との脳内アート
創造力と創造力とが目の前で
場合によっては、まるで自分がそのソバを
食べているかの様に感じさせる
落語家さんもにいらっしゃいます。
。。。目の前には、ソバ屋もなければ
ソバもないのに
リアルは、私達がどれだけいろいろな感覚に
意識を向けるかによってつくられる
風邪をひいて、鼻が詰まっていたりすると
いつも美味しいと思っていた食べ物が
それほどに感じられないことがあります。
味わっているのは、味だけではなく
香りもそう、場合にとよっては見た目
焼き肉や中華に至っては、
焼けたり、揚げたりする音までも
味わっていますよね。
私達が体験する世界は、主に体験したい
(上の例で言えば“味覚”)感覚だけの
平面的なものではなく
五感すべてを駆使した、立体的な世界を
本当は体験しているのです。
・・・ということは、私達が問題に遭遇したり
思ったように力を発揮出来ないとき
それとは反対に、
限られた感覚だけの情報で
世界を扱おうとして
突破口となる、情報を気づき漏らして
居るのかもしれません。
押してダメなら・・・
実際に体験に飛び込んでみると
可能性は無限大に広がりはじめます。
「押してダメなら引いてみな」という言葉が
ありますが、もしその扉が日本的に引き戸
(横スライド)の時もあるかもしれません。
これを見た目だけで判断していては
気づけません。実際に、触って
押してみる、引いてみる、左右にずらしてみる。
私達の身体は、仮に「見る」に意識を向けていても
聞く耳の神経を遮断しているわけでもなく、
皮膚にある感覚の神経を遮断している訳でもありません。
匂いの回路も、あるいは味の回路も
実は情報を集め続けているのです。
実際の体験は、私達が気づいているよりも
沢山の五感情報を含んでいます。
そして、その情報の中に私達が
普段は気づいていないかもしれない
解決のヒントがあるかもしれないのです。
情報が多ければ多いほど
沢山の“そうぞう”ができます。
するとそれは沢山の選択肢となって
私達が行動を起こして結果を掴むための
大事なステップを創っていくことになるのです。
その材料となる“五感”の使い方と
そこにある“可能性”への気づき方
の体験は、きっと未来を創る
あなたの“そうぞう”力の基礎を
気づいてくれるはずです。
・・・ぜひ、実際に私達のワークショップも
体験して下さい。
“そうぞう”力の力になります。
(初出 メルマガ “心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2013.5.17 一部改変)
http://nlpfield.jp/mailseminar.html
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