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コミュニケーションの目的を思いだそう

 どこに向かうための議論をしているの?

 先日、自宅近辺を歩いていると、
 政治家の方が街頭で演説をなさっていました
 ・・・政治は停滞しているのに
     選挙準備は進んでるんだ・・・
 なぁんてことを考えさせられました。

 ここ一週間も、あるいは、この数年間
 日本の“議会”は何をしようと議論を
 してきたのでしょうね。

 少なくとも、テレビや新聞を通して
 聞こえてくるのは、
 与党はけしからん、野党はけしからん
 
 ・・・相手を非難したり、負かすだけの議論。
    “国権の最高機関”で行われる
    (最近はそれすらもない?)議論は
    その議論の目的は達成できてるのかなぁ?
    不思議に思いませんか?

 感情が入ってくると
  コミュニケーションの目的を忘れがちです

 議論(話)の目的を見失ってしまうということは
 日常私達にも起こっています。

 特に感情が入る時、相手を指導する時。

 例えば、部下、あるいは、お子さん。
 またあるいは、後輩を叱るとします。 
 何回か言っているのに聞いてくれないと
 ついつい、「何回言ったらわかるんだ!!」
 と熱くもなります。
 
 すると、叱っていた熱さは、怒りの熱さへ。

 そもそも、相手が間違っていたことに気づき
 次回同じ間違いをしないように、注意点を
 伝えることが「叱る」だとしたら、

 「怒って」いるとき、伝えているのは
 相手が間違っていて、自分は正しいということ。
 コミュニケーションは、相手を非難する方向に
 非難されれば、多くの場合、聞く耳は
 持ちにくいものです。

 すると、もともと
 相手に教え諭す、指導するという目的の
 コミュニケーションが、
 あっという間に、
 相手と仲違いする、批判し合う
 コミュニケーションにすり替わってしまうことも
 起こりうるわけです。

 今、何のためのコミュニケーションを
  しているかを、ちょっと確認してみる。 

 私達は、相手とわかり合おうとして
 話をしたり、情報を共有します。
 もちろん、その時に、相手に分かって欲しいこと
 あるいは、相手に受け入れて欲しいことが
 ある場合もあります。

 そして私達は経験的に、自分が何かを伝えると
 相手は、簡単にはのんでくれないと
 予想することがあります。

 ・・・すると、突然相手は、自分に対しての
    抵抗勢力になってしまいます。

 お願いをしているとしても、相手が
 抵抗勢力となった瞬間・・・「相手は分からずや」
 だから、『論破』する。経験無いですか?

 協力体制ではなく、敵対になってますよ!

 生き物の本能として、抵抗されると反発する。
 okです。

 コミュニケーションは、その生き物の反射的反応を
 越えて、その目的を一度、それこそは深呼吸でもして
 確認してみると、軌道修正ができます。

 コミュニケーションが、相手を『論破』する状態に
 なっていたとしたら、
 あなたの今にとって、その『相手を論破する』が
 その目的でない時には、
 何のために話してるんだっけ?
 こんな風に、自分で目的を確認してみると
 相手の力も活かせるヒントが見えてくるかも
 しれません。

(初出 メルマガ “心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2012.10.26一部改変)
http://nlpfield.jp/mailseminar.html

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