車を運転するとき、
路面の状態によっては、
慎重に運転することが求められます。
僕の出身地の北陸では、
冬、積雪があったり、凍結したりすると
あからさまに、危ないと認識できるので
より安全運転になるのですが、
雨が降っている、路面が濡れている
とき、ついつい慢心があって
安全運転の度合いを下げてしまいがちです。
・・・摩擦係数で比べれば、
雨で濡れた路面も積雪した路面と
同じくらい滑り易いと言えるんです。
いずれにしても、動いているものですから、
路面状態にかかわらず
急ハンドル、
急ブレーキ
急加速は
危険な運転なので
やめましょう
と
運転免許取得中の講習の中でたくさん
聞いたことと思います
(運転免許に関わっていない方も
別の場面でお聴きになったことがあるかと…)
どうしてなのかを改めて
考えると、事故になる可能性が
高いからです(当たり前ですね)
で、
それはどうしてか?
一番の問題は
車の操作の
コントロールができなくなること
コントロールができなくなると
人は、焦りを覚えて
さらに、予想のできない
行動をしてしまったりします。
ですから、車の運転では
現在の動き、流れを
断ち切るような“急”操作に
注意するように教えてくれています。
そして、これは自分の気持ちに
おいても似たようなことが
起こっているかもしれないのです。
そう、ちょうどこんな場面です。
落ち込んでいるときに
周りに、気づかれないように
必要以上にテンションをあげたり
元気よく振る舞う。
とか
反対に周りの人が
一生懸命元気づけようと
ポジティブなキーワードを
(ごめんなさい)押しつけ
始める。
うれしいんだけど・・・
今はちょっとキツい・・・。
こんな風に
自分の中で
仲間との関係の中で
『気持ちの急ハンドル』
たくさん使ってませんか?
多かれ少なかれ
そんな場面はあると思います。
そして、そのときに
相手の気持ちを考えて
急ハンドルをつかってしまう
そんなこともたくさんあるかも
しれませんね
気持ちは動いている車と違って
急ハンドルが起こした
ブレはすぐには
影響として現れてきません
たまっていきます。
そんなとき、
もし、「落ち込みたい」としたら
今から30分間・・と時間を決めて、
(目覚ましでもセットして)
とことん「落ち込んでみる」のも
ありですね。
「落ち込みたい」自分に我慢させて
いた形ですから、しっかり満足させて
あげるわけです。
そのときに、「落ち込みたい」自分に
一つだけ約束をしてみてください。
『30分思う存分、心行くまで
落ち込んでいいから、それが終わったら
すっきりした気持ちでやろう』と
ちょっとした自分との約束です
「すっきりしたい自分」
から
「落ち込みたい自分」
への約束です。
こんな風に気持ちの急ハンドルを
使いすぎた時には
やってみるのも一つの解決方法に
なるとおもいますよ。
まずはどんな気持ちも
必要があって感じているとしたら
互いに時間かけてゆっくりと
そのパワーを分けていく。
そうやって、うまくやっていこうって言う
試みです。
お試しあれ!